R&D日本語研修合宿レポート~受講者Side~
アンニョンハセヨ、R&Dのスンヨンです!
韓国人が多いR&D事業部では、毎週金曜日にJLPT(日本語能力試験)に向けた勉強会が開かれ、難易度最高レベルの「N1」取得のために、また、日本語能力の向上のために頑張っていることはもう全研内では有名な話です♪
今年の夏休みには、なんとR&D事業部立ち上げ以後初の、日本語研修合宿が開催されましたので、その様子をご紹介したいと思います。
会場は那須にある全研の保養所、
1泊2日の合宿で日本語研修をしていただき、さらにR&Dメンバーとのコミュニケーションもたくさん取れる時間をいただきました!!!
今回はR&Dメンバーだけではなく、WEBソリューション事業部のソジンさん(韓国出身/14卒入社)も参加し、他の部署とのコミュニケーションも取れるいい機会でした♪
では、得ること、楽しいこと盛りだくさんのR&Dの夏研修について、さっそくご紹介してまいりましょう!
◆ 出発 ?=3
8月19日金曜日午前7時20分頃、朝早い時間にも関わらず全研本社の社屋の前にはそわそわしているR&Dメンバーの声でもうざわざわしていました。
この日を心待ちにしていたのですから、当然、遅刻は1人もいません!余裕をもった集合のおかげで予定より5分も早く出発できました。パチパチ(・ω・ノノ゙☆
▲出発時。研修を楽しみにしているメンバー
3時間走って那須の保養所に到着!
保養所に到着する前に佐野SAによって佐野ラーメンを買ったり、スーパーによって食料買ったり、色々買い出しをしました。
保養所に着いて10分ぐらい休憩をしたら、さっそく研修スタートです!
◆ 1限目『滑舌・発声のトレーニング』
まず、1限目の授業は菅野リーダーの「滑舌・発声のトレーニング」でした!
韓国語と日本語は音の出し方が違うので、私たち韓国人にとっては、「が・ず・じゅ・ん」が発音しづらいです。
そのため、発音の練習は韓国人メンバーには永遠の課題です。
席で立って背中を伸ばして気張って大声にしっかり発音する練習をします。
口を大きく開け、声を大きくすることだけでも、今まではっきりしていなかった発音が大分明確に言えることを、私自分もすごく感じました!
◆ 2限目 『イントネーション トレーニング』
続いて菅野リーダーの「イントネーショントレーニング」の講義です。
どんな言語でも、イントネーションによって全く違う意味の言葉になる場合があります。
特に、韓国でも地方出身者が多い全研では、韓国の方言と日本語のイントネーションが混ざって、変なイントネーションになる場合が頻繁にあります。
そのため、イントネーションも私たち韓国人の課題の一つです。
イントネーション講義では基礎の基礎、山型・丘型のイントネーションについて学びました。
イントネーションは暗記の勉強ではないので、イントネーションを真似して、慣れることが一番重要です。その勉強が私たち韓国人にはすごく足りなかったので、今回菅野リーダーの講義にてリフレッシュすることができました。
◆ お昼ごはん?
2限目の授業が終わってもう午後1時になりました。
講師の日本人の先輩も後輩の韓国人メンバーもみんなお腹がすいてぐうぐう鳴っています。。
研修も重要ですが、「腹が減っては戦はできぬ」!!ということで、もっと研修に集中するためにも、ご飯もしっかり食べましょう♬♬
昼ご飯は清水さんと山田さんの特製カレーです。
保養所に入るととてもいいにおいがしました。
トマトとカレーの出会い、素敵でした。本当にx3美味しかったです★
▲清水さん・山田さんの特製カレーを食べている女性メンバー
美味しいごはんを食べてたら、講義の再開です!
◆ 3限目『ロールプレイング』
3限目は松本係長の「ロールプレイング」です!
2人のチームで一つの主題について即興的な会話をします。
一人ずつ違う内容のロールカードが配られ、それを見て各自で約1分ぐらいかけて内容を理解し、2分の会話をする形式でした。
私が渡されたロールカードはこちらです。
私は同期のジュアンさんとのチームでしたが、ジュアンさんのタメ語力に驚きました!Σ(゚Д゚)
最後の高尾山の登山に誘う設定は、ジュアンさんの方から「危ないから一緒に行こう!」と言ってきて、むしろ私が誘われてしまいました…!
ジュアンさんの話の上手さで1回、講義の面白さにもう1回、計2回驚いた講義でした!
仕事も人生も予測してないことが頻繁に出てきます。そのため、今回のロールプレイングは即興的に問題に対応し、相手としっかりコミュニケーションすることが重要だと改めて感じる機会にもなりました。
◆4限目『伝え方トレーニング』
4限目の講義は清水さんの「伝え方トレーニング」でした!
チームを分け、チームの一人がある単語に対してあるジェスチャーを使わず言葉だけで説明し、その単語をチームの他の人が当てる方式です。
制限時間があり、正しい説明だったかどうかを判断する審査員もいるので、簡単で明確に意味が伝わる説明でないと他のチームに負けてしまいます!
また、最低点のチームは夕食の後片付けという恐ろしい罰があったので、皆必死でやりました!
▲厳しい審査員だった雨森次長と大活躍した16卒のスンジさん
問題は、「クリスマス」・「右手」のような簡単な単語から、「板」・「借金」などといったN2(日本語能力試験で上から2番目に高いレベル)の単語まで、様々なレベルの単語が出ましたが、同じ説明でみんな思い浮かぶ言葉が違って、本当に面白かったです。
▲各チームの点数。ジャスチャーは得た点数からマイナスになります。
ゲームの結果はソジンさん・ジュアンさん・ギョンホさんと私のチームが4つの成功で3位!
ギリギリ罰ゲームは逃れました( ̄。 ̄)
仕事上でも相手にしっかり意味を伝えないと、聞き間違ったり勘違いしてしまって、非常に危ないです。そのため、相手に言いたいことをしっかり伝えるのはすごく重要です。その面で、今回の伝え方トレーニングは、説明の伝え方によって相手にどのように意味が伝わるか実感できる講義でした。
◆5限目『外来語・和製英語の朗読』
もう5限目の講義です!5限目は山田さんの「外来語・和製英語の朗読」です!
難易度レベルは3段階。くじ引きで読む文章を選びます!
長音・促音の長さに気を付けて、区切りよくしっかり読む必要があります。
夏休みに入る前に各自練習のため配られていたものなので、皆スムーズにうまく読めました!
和製英語は、韓国式の英語の発音と欧米式の英語の発音で大分違うので、韓国人がうまく発音できない言葉の一つでもあります。
同じ英語なのにこんなに発音が違うって、本当に語学は難しいですね~(´・ω・`;A)
◆ 夜ごはん?
計4時間にわたる研修が終わって、最後の研修に入る前にお風呂に入って、夕食を食べます!
夕ご飯のメニューはBBQの時も大活躍した15卒のシェフ、ミンスさんのキムチダクトリタンです(^O^)
▲ミンスさん特製のキムチダクトリタン
はちみつがいっぱい入って、甘いし辛いし熱いし!本当に夏らしい夕飯でした!
▲最後の研修に向け、マッサージ機で筋肉の疲れを取っているチャンウクさん
◆ 6限目『早口トレーニング』
最後の研修は山田さんの「早口トレーニング」です。
早口トレーニングは区切り・発音両方しっかりできないとなかなか難しいです。
世界中のアナウンサーも正しい発音のため早口の練習を日々しているそうなので、私たちも正しい発音のために早口マスタ―する必要があります。
▲「骨粗鬆症訴訟勝訴」の早口の発表をしているラッパージュハさん
▲上・左の画像:山田講師の説明を聞いてる各チーム/
右の画像:厳しい西久保審査委員に反発している15卒の男3人
チームを分け、各チームの日本人先輩の指導を貰いながら、早口バトルの1位になるためスパルタ式に練習!
その結果、清水さんチームのドンフンさんと私は10点で1位!\(*^▽^*)/
早く、しっかり話すことで滑舌も鍛え、日本語語彙の向上、さらにラッパースンジとラッパージュハの発見もできた、一石三鳥の有益で面白い研修でした。
◆ これも大切♪休み時間
研修後は休み時間です。
スイカ、ラーメン、お菓子、ブルタク焼きそば(辛さの測定するスコヴィル値が4404SHUもなる韓国の辛いラーメン)等…おいしい夜食を食べながらお酒も飲んで、ゲームもやって、一日の疲れを取る楽しい時間を過ごしました!
おそくまでみんなと話していたいですが、翌日も楽しいイベントが待っているので早めに就寝?
◆ 2日目
研修2日目は、那須りんどう湖レイクビューに行って、アトラクションをたくさん楽しむ予定でしたが…。強い雨のせいで行けなくなりましたぁぁ。。( ノД`)
その代わりに、近くにお菓子博物館とアウトレットがあるので、そこでお土産などの買い物をして戻ることに♪
▲ランチの時にはランチの自慢バトル最中でした。
美味しいお土産も買ってゆっくり休んでから、夏休み明けの仕事のために新宿へ戻りました。
私たち韓国人メンバーは大学から今まで4年間日本語の勉強をしてきまして、色んな形式の日本語講義を受けました。
今回の研修が特別な理由は、私たちを隣でずっと見てきて、誰よりも私たちの日本語の弱点をよく分かっている先輩たちが、その弱点に最適化した研修の内容を作ってくださったということです!
準備期間は約2ヶ月。その内容はR&Dオリジナルで、少しだけ補完すれば本を発売してもよさそうなクオリティでした。
◆ 最後に
実は私たち韓国人からも、業務時間以外に韓国人メンバーのために工夫して悩んで良い研修を作ってくださった先輩たちに感謝の気持ちを伝えるため、サプライズ企画を準備していました。
休み明けの8月22日(月)、R&Dの韓国人メンバーはいつもより1時間早く家を出て、会社近くのカフェに集合。作戦会議が開かれました。
朝礼で感謝の手紙とプレゼントを送ろう!ということになりました!
心を込めて書いた手紙を、研修でスキルアップした日本語で読み上げます。
先輩たちの苦労に比べると小さなイベントにはなりますが、R&Dメンバー同士の絆を感じられる機会でした。
今回のR&D研修では、韓国人の日本語能力の向上と、チームメンバー同士のコミュニケーションを通じてお互いのことをもっと理解するという一石二鳥の成長ができました。
日本人の先輩たちは、最後まで諦めずに必死に講義に参加した韓国人メンバーに。
韓国人メンバーは、素敵な研修内容を準備してくださった日本人の先輩たちに。
お互いがお互いに感謝していたため、今回の研修は無事に、成功を収めたのではないかと思います。
お互いにしっかり感謝の気持ちを伝えるR&D、本当に素敵な組織ですね。
次の研修は日本語の研修になるか、プログラミング研修になるか、まだまだ未定ですが、次回のR&Dの研修も楽しみです!
以上、R&Dのスンヨンでした!