メインコンテンツにスキップ
  1. TOP
  2. ALL
  3. サンマリエの駅看板が完成するまで~ディレクターのお仕事~

サンマリエの駅看板が完成するまで~ディレクターのお仕事~

この記事を書いた人
M.三原

こんにちは!PRマーケティング事業部の三原です。

今回はグループ企業 株式会社ハピライズが運営している、「結婚相談所サンマリエ」のとあるプロジェクトについて、紹介いたします。

皆さん、駅のホームで電車を待っている時や、駅構内で、大きな看板を目にしたことはありませんか?
サンマリエのプロモーションを担当しているPRマーケティング事業部では、Webでの集客を中心に行っておりますが、ブランディング目的で駅看板の制作・掲載もしています。
今回は、看板のリニューアルプロジェクトについて、企画から完成までの様子を、ディレクションを担当した私、三原がお届けします!

サンマリエ

■駅に看板が設置されるまで

・クライアントとの打ち合わせ

まずはクライアントであるサンマリエとの打ち合わせを行ないます。
リニューアルするにあたって、どのようなイメージの看板にしたいかなどを確認し、認識をすり合わせます。

・広告代理店とのやり取り

Web広告でも看板広告でも、ほとんどの場合、広告は代理店を介して出稿します。
いつから掲載するのか、費用はいくらかかるのか等、綿密にやりとりを行ない、掲載開始時期から逆算して制作スケジュールを立て、デザイナーやカメラマン、モデルのアサインを行ないます。

・撮影

看板のデザインに使用する写真素材の撮影を行ないます。
撮影スタジオやモデル、カメラマンの日程を細かく調整するため、通常撮り直しはできません。その場限りの本番勝負です!

そのため、ポーズ集や撮影時間割りなど、しっかりと準備をしてこの日を迎えます。
撮り忘れがないか、イメージ通りの写真が撮れているか、撮影進行に遅れがないかなど、すべてに気を配りながら進めます。

この時は、公式サイト内で使用する宣材写真の撮影も行なったため、1日がかりの撮影となりました。

撮影風景
▲カメラマンとイメージをすり合わせながらの撮影

・デザイナーへの依頼

素材がそろったら、デザイナーへデザイン制作を依頼します。
クライアントとの打ち合わせ時に決まったイメージを、相違が無いようにお伝えします。

今回、リニューアルの依頼があったのはJR京葉線の海浜幕張駅と、地下鉄銀座線の京橋駅の看板です。それぞれ、サンマリエの海浜幕張サロンと、銀座サロンの最寄り駅となります。

海浜幕張駅の看板は、デザインも私、三原が担当しました。(元々デザイナーなので)
このように、ディレクターがデザインも兼任する場合もあります。京橋駅の看板については、部署内の別のデザイナーに依頼しました。

・デザインの確認と修正

デザイナーから上がってきたデザインを確認します。
このとき、1発OKがでることはまずないです。

上がってきたデザインをディレクターがチェックし、その後クライアントがチェックをして、修正箇所を洗い出し、改めてデザイナーに対応してもらいます。
修正後、再度チェック、さらに修正…と、チェックと修正を繰り返し、デザインのブラッシュアップや、情報に間違いがないかの確認を念入りに行ないます。

・実寸大での印刷

原寸大で印刷
▲京橋駅看板担当デザイナーの新井さんと、実寸大でのデザインの確認

ある程度修正が完了したら、確認用に実寸大で印刷してみます。
実寸大で見てみると、モニター上のデザイン作業では気が付かなかったような点に気が付くことがあります。

そこまで目立たせる必要のなかった要素が大きく目立ちすぎているのではないか、文字は小さすぎたり、大きすぎたりして読みにくくなっていないか、解像度が低くないかなどを確認します。
印刷はやり直しがすぐに効かないので、この時点で念入りに確認をします。

ついでに、画像解像度ついて少しだけお話させていただくと、印刷物のデザインは通常350dpiで作成することが基本ですが、看板のように大きなものの場合は、媒体と読み手の距離も考慮し、120dpi~200dpi程度で制作することがあります。
撮影時にサイズの小さい写真しかないと、デザインする際に使えない…という問題が発生します。
先ほど述べた通り、撮影のやり直しはできません。撮影時には、完成物の大きさや使用用途まで見越して、臨まなくてはなりません。

・入稿

修正を繰り返し、クライアントからOKが出たらいよいよ入稿です。
デザインのクオリティの他にも、入稿データとして問題が無いか、最終確認してからの入稿となります。

印刷物の入稿データとして確認すべきところは以下の通りです。

・塗り足しはきちんとされているか
・解像度は低すぎないか
・画像のリンク切れはないか

この3つを必ず確認します。
ひとつでも欠けていると、入稿データとして扱えず、納期にズレが生じたり、仕上がりが悪くなってしまう恐れがあります。

場合によってはデータのちょっとしたミスにより、納期が2週間ズレるということも。
駅看板という特性上、差し替え工事のスケジュールが決まっている場合があり、現場のスケジュールを調整した結果、納期が大幅に遅れてしまうということもあるので、絶対に見落としてはなりません。

細かい作業ではありますが、最終チェックはとても大切です。

・入稿後は掲載までを待つのみ☆

入稿が完了たら、あとは掲載されるのを待ちます。
入稿から掲載開始までは場合によりますが、だいたい1週間~2週間程度です。

この期間は、掲載が楽しみでもありながら、しっかり仕上がっているのか心配で、心落ち着かずソワソワします。

掲載日当日、現場まで看板を確認しに向かいます。
期待と不安を胸に、ついに… ついに…

海浜幕張駅看板

海浜幕張駅看板
▲海浜幕張駅看板

京橋駅看板
▲京橋駅看板

じゃ~ん☆

無事看板の出来上がりです!
この目で確認をしたら一安心。

現場の写真を撮影し、クライアントや関わったデザイナー、関係者に共有します。
多くの方と協力して制作したものというのは、やはり出来上がると嬉しいものです!

最後に

いかがでしたでしょうか?
場合にもよりますが、プロジェクト開始から看板が完成するまでは、およそ1ヶ月ほどの期間を要します。その間、クライアントや広告代理店、デザイナー、カメラマンなど、多くの方と関わりながら、ひとつのものを作っていきます。

グループ企業のプロモーションを行なうPRマーケティング事業部では、「クライアントとの距離も近く、密に連携をとり、方向性を決定するところから関われる」というのが大きな特徴です。
打ち合わせから完成まで、ディレクターはすべての工程に関わり、方向性にブレが無いかを常に確認しながら制作物を仕上げていきます。

すべての工程に関わるとなると、幅広い知識や能力が必要です。
例えば撮影知識。自分がカメラを持って撮影する訳ではありませんが、カメラマンに撮影を依頼した際に、撮影やカメラに関する知識があるのと無いのとでは、どこまで深入りして話せるのか異なります。

その他、デザインのクオリティをチェックする上でのデザイン知識や、クライアントの意図を汲み取るためのコミュニケーション能力スケジュール管理能力など多くの能力が必要となります。

私は大学時代にデザインを学んでいましたが、今回の駅看板案件のように、デザイナーとしてだけでなく、ディレクターとしても幅広いお仕事をいただけることをとても嬉しく思います。
職域を超えて様々なことに挑戦したい方にとって、とても良い環境だと、日々感じております。

以上、PRマーケティング事業部の三原でした!

私たちの仲間に
なりませんか?

何かを成し遂げたい人、何者かになりたい人、
毎日の仕事にわくわく取り組みたい人。
そんな方にとって最高の環境が待っています。