サイト制作者の本気を見せろ!QCプレゼンレポート
こんにちは。コンテンツマーケティング事業部(以下Cマーケ)ポータル制作チームの石井 玲です。
今回はちょっと真面目に、私たち制作部が行っている『QCプレゼン』をご紹介します。
QCプレゼンとは?
サイトを公開する前に、制作担当者が行うQC(クオリティ・チェック)プレゼン。
Cマーケのサイト品質を向上させるため、案件の担当者が各部署から集まり、訴求の内容や導線を確認し、デザインは最適か、SEOが考慮されているか。徹底的にディスカッションします。
サイトの成果を上げるための超重要な会議というわけです。
前日まで全力の編集・準備!
▲集中して準備。思わず口があいたままに…。
プレゼンの数日前、担当者は編集作業の仕上げを行います。
本当にサイトマップ通りに導線を作れているか、訴求できる文言になっているか、デザインに不備はないか。自分自身でサイトのチェックを繰り返しながら、納得いくまで編集していきます。
今回、私がプレゼンするのは美容系のサイト。
訴求や導線はしっかりとターゲットに合わせられているのですが、キャッチコピーに納得がいかず、ギリギリまで何度も修正を行いました。
これで本当にCVするかなぁ…発表の準備もしなきゃいけない…!と、前日は本当にパツパツ状態(笑)
こだわりを前日のギリギリまで詰め込みながら、プレゼン前の最終調整を行っていくのです。
いよいよ本番!
QCプレゼン当日。これまで準備してきたすべてを、この場で発表していきます。
今回の案件は、私が今のチームに異動して初めて手掛けたもの。
案件を任せていただける喜びや難しさを知った思い入れのあるサイトなので、緊張しつつも、早く多くの人に見ていただきたいという気持ちです。
サイト戦略を説明
まずは、サイトのコンセプトやターゲットを説明。
次に訴求内容や導線、公開後どのように成果を出していくかを解説していきます。
隅々まで見てほしいがために、かなり事細かに説明してしまいました(汗)
ややグダグダになってしまい反省…。
普段、ヒアリング取材以外で社外の方とやりとりする機会が少ない制作部のメンバー。
QCプレゼンは、そんな私たちが人前で話すことや、話を簡潔にわかりやすく伝えるスキルを磨ける場でもあるのです。
はじめの頃は、緊張で自分が何を言っているか分からなくなることもありました。それこそ、口から心臓が飛び出そうなほど(笑)
この時間があるからこそ、自分のサイトを自信をもって説明するための力が育っていきます。
サイトについて意見交換
発表が終わると、いよいよディスカッション。
QCプレゼンでは、ポータルチームのメンバーだけでなく、各セクションのメンバーも参加。
制作・営業・SEO、それぞれの視点からサイトを見て、ブラッシュアップしていきます。
全員でサイトを見ながら、本気のディスカッション。
普段は仲良しなメンバーも、ここでは真剣。少しでも違和感があると、すぐに質問や意見が飛んできます。
さっそく、私のサイトにも「訴求までのリンクボタンの文言が普通すぎる」とのご指摘が…。
もっとユーザーがクリックしたくなるような、ベネフィットのある文言に修正すべきだとわかりました。
他セクションのメンバーも、自分の案件のようにサイトの内容をくまなくチェック。
担当営業からも「もっとユーザーが商品を購入したくなるような内容を、目立たせたほうが良いのでは?」との意見が。
たしかに、今のままでは商品の良さが伝わりづらい…どうやって改善しよう…と悩んでいると、ポータル制作チームの福崎係長が席を立ってまで「このコンテンツを逆にした方が、ユーザーにとってスムーズじゃないかな」と具体的な解決策をアドバイスしてくださいました。
指摘するだけでは終わらないのが、QCプレゼン。
全員が当事者意識をもってこの会に臨むので、具体的な修正内容までとことん詰めていきます。
▲スマホ版のサイトもチェック
デザイン面も入念に確認
●レスポンシブデザインに対応しているか
●表示の崩れがないか
●ボタンが正しい位置におかれているか
などなど…細かくデザインを見ていきます。
デザインによってサイトの伝わりやすさが左右されるので、気が抜けない作業です。
何百サイトも手掛けてきたベテランディレクターでも、指摘がゼロになることはそうそうありません。
そのくらい、このプレゼンの壁は高いのです。
全員が学びながら成長できる場
プレゼンで指摘された内容は、終了後に修正を行います。
今回、私のサイトは訴求部分の大きな修正はありませんでしたが、デザインや導線、文言について直しが入りました。
制作していると、それにのめり込んでしまい、ついつい見落としてしまう箇所があるのも事実。しかし、それを見つけて改善していける場がQCプレゼンなのです。
全研では、サイトをただ作るだけ、では終わりません。
お客様が抱える課題を解決するためにサイトを作るので、制作の段階から厳しくチェックし、成果を出せるサイトを制作します。そのためにはクオリティチェックは欠かせないもの。
今後も成果をとことん追求して、高品質なサイトを作っていきます。
以上、Cマーケの石井でした。