瓦版編集部のノリスケが語る、速報記事のつくり方
こんにちは、瓦版編集部のノリスケです。
企業取材やインタビュー記事、特集など、さまざまな切り口で「働く」に関する情報を発信する瓦版。
時には、ニュース記事を速報でお届けすることもあります。
今回は、そんな速報記事の“つくり方”をご紹介します。
速報記事ができるまで
例えば、企業が新サービスや製品を発表する記者会見があったとします。
この場合、すぐに発信することが情報として価値があると判断すれば、速報でサイト上に記事を公開します。
タイミングの基準は社会的インパクトや斬新性などです。
早ければいいワケではありませんが、興味深い情報はできるだけ早く読者に伝えたい、というのは発信者側の性としてあるものだと思います。
メディアにあわせて内容を考える
さて、ではどんな流れで速報記事がつくられるのかを説明しましょう。
まず会見場へ行きます。
そこで手に入れた資料に目を通して、どんな記事にするのかの方向性を決定。
そして発表を聞き、質疑応答で不足部分を補います。
会場では、発表を聞きながらキーボードをたたき、会見終了と同時に発信するような超速報を行うメディアもありますが、瓦版は、それはしません。
超速報は基本、発表されたことをほぼそのまま発信するので、可もなく不可もありません。いわば事実の報告です。
読者としては、新しい情報をいち早く知れるのがメリットですが、それでどうなるのかといった部分までは掘り下げられていません。
それでも十分といえば十分ですが、瓦版では働き方という切り口がありますので、それによって働き方にどんな影響があるのか、といった見解などを盛り込むよう意識しています。
ちなみに、撮影も私一人で行っているので、取材の際は大忙し。
一回の取材で、大体30枚くらい撮影します。
記事を彩る大事な写真ですから、シャッターチャンスを逃しません。
速報プラスアルファへのこだわりで、唯一無二の存在へ
さて、会見が終わったら会社に戻り、PCの前へ。
ひらめけば、記事は一気にまとめ上げます。1000文字なら30分くらいが目安でしょうか。
その時は、ものすごく集中しているので、周囲の人は声をかけづらいかもしれません…。
執筆後は見出しを考え、撮影した画像の編集をして、公開となります。
全部一人でやっているので、大変な反面、なにかと融通が利くので素早い対応が可能だといえると思います。
▲こうした流れを経て公開される瓦版の記事
今は動画でのライブ配信も珍しくなくなり、速報の意味ももはや様変わりといった印象ですが、だからこそ、働き方を軸にした切り口で一味付け加えることは重要だと考えています。
ネットで手軽にスピーディに情報を収集できる時代。だからこそ、瓦版は、早さという価値も大事にしつつ、オリジナリティもしっかりと追求し、働き方メディアとして唯一無二の存在を目指していきたいと思います。
以上、編集部のノリスケでした。