全研の採用でよく耳にする勉強ブラック。それ、ブラックじゃないです。
こんにちは。2015年度新卒入社、バリューイノベーション事業部(以下VI事業部)の鈴木です。
2月に営業アシスタントから、サイト運用を行うCSというセクションに異動になり、現在私は入社6年目にしてSEO、サイト制作、運用戦略設計など、一から勉強をしています。
新卒で入社する際、「入社2年間は勉強ブラックだよ~入社したら“最初は”大変だよ~」と、脅されながら入社しましたが(実際脅しじゃなかったのですが)、
あれ……?おかしいですね……。
入社6年目の私は、今でも勉強ブラックのようですね!(笑)
今回、私がこのブログを読んでいただきたいのは新卒のみなさんです。
入社当時、私は本当に誰よりも仕事ができない、成果を出せない赤字社員でした。
あの時の自分がいるからこそ今の自分がいるのだと、昔の自分に感謝もありつつ、気づかせてあげたいことがたくさんあります。
だから今頑張っている新卒のみなさん、もしくは新人のみなさん。
諦めて歩みを止めようとする前に、このブログを読んで少しでも前向きになってもらえたらいいなと思っています!
毎月、月報を泣きながら書く「泣き虫新卒」時代
私はもともと営業部所属だったのですが、新卒の頃はとにかく周りに心配ばかりかけるどうしようもない社員でした。
営業目標は一度も達成できず、初受注も同期の中で一番遅かったです。
営業なので、毎月自分の成果が売上として目に見えるわけですよね。
月報で振り返りを書いているときに、悔しくて、情けなくて、毎月隠れて泣いているような、しょうもない新卒だったのを覚えています。
でも、「自分も来月こそは!」「今はダメでもいつか先輩のようなかっこいい全研マンになるんだ」と絶対に諦めたりはしませんでした。
途中、何度も心が折れそうになりましたが、とりあえずがむしゃらに頑張る。
成果が出るかどうかはわからないけど、周りの人が言うことを信じて頑張ってみる、私はそんな新卒でした。
▼とにかく頑張るしかなかった新卒2年目(まだ初々しい!)
▼泣き虫&がむしゃらだった新卒時代に書いた記事はこちら
新卒1年目の日常~新卒の私が心がけている3つの事~
新卒2年目の日常~成果を出すために心がけていること~
泥臭く勉強する。とにかくやってみる
新卒の頃は、とにかく勉強量・勉強時間で勝負していた記憶があります。
私は人より要領が悪くて理解力も乏しいので、何をするにも時間がかかりました。
毎日寝る間も惜しんで勉強し、目の下にクマを作って出社することもあったので、周りの方に「どうしてそんなに時間がかかっているんですか?」とよく聞かれました。
「これもやっている、あれもやっている」と話すと、なんと同期も私と変わらぬ努力をしていることに気づきました。むしろ同期は+αで他の勉強もしているくらい……。
ここで初めて自分の不出来に衝撃を受けました。
周りの人に比べて私は時間の使い方が下手で、さらに要領も悪いのだと実感し、その事実に愕然としたのを覚えています。
▼いつも切磋琢磨してきた自慢の15卒同期[撮影者・わたし☆彡]
でも、やるしかありませんでした。
人よりできないのだから時間がかかって当然なんだと、当時の私はとにかく与えられた仕事と勉強に食らいつくので必死でした。
今思うと、必死で食らいつくために泥臭い努力を続けた新卒の期間は、私の土台となる貴重な時間でした。
あの時諦めないでよかったと、心から思っています。
頑張っても成果は出ない。だから、成果が出るまで頑張ろうと決めた
私にとって、新卒の期間は本当に宝です。遠回りはたくさんしましたが、後悔はしていません。
でもひとつ、昔の自分に勉強に対する向き合い方を間違えているということは伝えたいです。
新卒の頃と今とで大きく変わったと感じるのは、勉強量や方法ではなく、「勉強に対する考え方」です。
絶対的な時間数で言ったら圧倒的に新卒の頃の方が沢山勉強していると思いますが、正直、新卒の “勉強ブラック”は、時間や量に追われているだけなのでむしろ楽な方です。
今振り返ると、「IT用語テストの勉強、タイピングの練習、仕事の復習予習でつらい……」なんて可愛いもんだよと思います。
新卒の頃は、答えが用意されていることに対して悩むことが多くありました。先輩や上司がある程度道を整えてくれていて、あとはどれだけその答えに向けて自分が頑張れるかだけでした。
新卒にとっての成長のカギは、覚悟を決めてその道を進めるかどうかだと思います。存分に甘えさせてもらっていたのだと、今だからこそ分かりました。
とはいえ、いくら新卒の勉強に対する悩みはちっぽけだと言われても、勉強して成果が出なかったり、自分の想像するように働けなかったりするのはつらいことです。何でこんなに頑張っているのに成果が出ないのだろうと。
つまり、新卒の時の私にとって勉強は「頑張れば成果がついてくるもの」だったんですよね。
「こんなに勉強を頑張っているのだから、きっと成果は出るはず」と思い込んでいました。今思うとその考え方こそ、成果が出なかった理由なんじゃないかと思います。
よく、努力は必ず身を結ぶという言葉を耳にしますが、私は「努力は必ずしも実を結ぶものではない」と考えています。
悔しい思いと遠回りをたくさんした結果、私が気づいたのは「頑張っても成果が出ないことがある」ということ。
そして、「頑張らないと絶対に成果は出ない」ということです。
ただ頑張るだけでは成果は出ません。
成果を出すためには頑張り方を工夫する必要があり、そして何より成果が出るまで頑張るということを知ってからは、努力量に対して成果が出ないと嘆くことがなくなりました。
大切にしたいのは、何のために勉強しているかを見失わないこと
昨年の12月、実は異動と共に主任へ昇進させていただきました。
新たなセクションでスタートを切り、改めて勉強ブラックを感じながらも新卒の頃と違うと感じるのは、常に勉強の前に明確な目的があることです。
勉強はインプットであり、日々の仕事はアウトプットの場であること。これが明らかに新卒と違います。
▼2019年12月の全創会でのワンシーン
やれと言われたから勉強するのではなく、仕事で実現したい理想があるから勉強する。
成果にコミットするという責任があり、その責任を果たすためにスキルを上げる必要があります。
なので、今の勉強ブラックは私にとって何も苦ではないし、成果が出ないからと言ってあきらめることもありません。成果が出るまで勉強して、スキルを上げ続けるということが目的だからです。
常に私には、「やりたいこと」が先行し、その上で何を勉強するかを考えています。
昔の自分には、今の仕事でいかに「やりたいこと」を早く見つけられるかが大事だと伝えてあげたいです。
真の勉強ブラックとは、「成果が出るまで、答えのない問題と向き合い続ける」こと
何を勉強すればいいのか、どうやって勉強すればいいのかを手取り足取り教えてくれる人はもう誰もいません。そもそも課題に対して明確な答えがないことがあたりまえなので、今取り組んでいる勉強が成果につながっているという保証もありません。
それでも、学びにあふれる毎日は楽しいですし、仕事にどうやって活かそうかと常に考えてチャレンジできる今の環境にとても感謝しています。
今勉強で悩んでいるかた、成果が出ないと苦しんでいるかたは、一度何のために勉強しているかを振り返ってみてください。
理想の自分を実現するための勉強であることを忘れないでください。そして、成果が出るまで努力し続けてください。
今すぐには結果が出なくても、頑張り続けた先には、きっと楽しい勉強ブラックが再来するはずです(笑)
▼昨年12月に同じく主任へ昇進した同い年の慎太郎主任に、SEOについて教えてほしいと懇願している図
以上、新卒のみんな頑張ってください!
新卒応援隊長、鈴木でした!