不器用代表を乗り越えて~新卒1年目の日常~
初めまして!
全研本社 バリューイノベーション事業部(以下、VI)所属の安藤佳澄です!
就職説明会にて松島取締役のマジックにかかり、強い感銘を受けました!
説明会後に全研ブログを読み、心底感動していた去年。
あれから季節は巡り、もうすぐ新しい季節を迎えるという節目で今度は私がこのブログの一ページを綴っている……。
なんだか不思議な気持ちでいっぱいです。
さて今回は、ほかの20卒の皆様とはだいぶ違う方向から全研に飛び入りした私のエピソードを語らせて頂きたいと思います!
記事を読んでくださった方があの頃の私みたいにワクワクできるよう、全研の良さが伝えられたら光栄です。
宜しくお願い致します!
中国語に魅せられた大学時代
私は母方が中国人のハーフです。
ただし、よく勘違いされるのですが、私は幼少期から中国語を話せた訳ではありません。
いわゆる“肩書きだけハーフ”のハーフ界の中でも弱い立場の人間でした(笑)
中国といえば、ジャッキーチェンとパンダくらいしか知識がなかった私が中国語に夢中になったのは、母方の祖父母の家に訪れたことがきっかけです。
中国の親戚に会うのは物心がつく前以来で、中国語なんて“こんにちは”と“ありがとう”くらいしか知らなかった中学二年生の私。
祖母や親戚は、そんな私に対して言葉の壁を越えて親切に話しかけ、会えたことに心からの涙を流してくれました。
海を越えた先に私のことをここまで思ってくれる人達がいるという嬉しさ。
そんな人たちに対して自分の思いを100%伝えることができないもどかしさ。
様々な感情が入り交じり、次第に中国語を話したいという意欲へと変わっていきました。
体半分だけ中国人の血が流れているけれど生まれも育ちも千葉県出身。
生粋の日本人精神を持ち合わせていた私ではありましたが、その縁で二年間国内の大学に通った後、正式に中国の大学に入り直し、向こうで学位を取得しました。
言葉が通じない中で、自分のアイデンティティ確立のために戦った留学の経験は、私の人生を形作る基盤となっています。
自分のための人生を自分のために生きていく。
成長を止めず新しいことにわくわくする自分でいたい。
帰国後に就活を始めた際、どんな業種、企業を受けても変わらない軸として“自己成長“に重きを置いています。
全研本社との出会い
帰国後すぐに就職活動を始め、おかげさまで複数の企業から内定をいただくことができました。
けれども人生一度きりの新卒入社……。
そう簡単に決めていいものか?
と、悩んでおりました。
どんな企業を私は求めているのか、どんな条件ならば満足するのか。
自分自身もわからないまま突き進む、といった「就活の沼」に浸かってしまいました。
そのような就職活動を続けて半年後、私は多くの留学生が参加するとある就活イベントに参加しました。
その時、たまたま立ち寄ったブースで“全研本社”と出会ったのです。
イベントには当時、多くの企業が出展していました。
私も履歴書を多めに用意し、気合十分で参戦しました!
その中でちょっとした休憩のつもりで立ち寄ったはずの全研本社ブース(※申し訳ございません!)で、事業説明や思想、今後の展望など聞いていくうちにどんどん魅了され、気付けば選考に進んでいました。
なお、全研の選考制度は何もかもが特殊です。
面接以外に、複数のテストで学生の適性やどれだけ努力できるのかをチェックします。
2020年度の入社試験項目ではIT用語テストとタイピングテストが実施されましたが、一度目のテストの結果は“惨敗”でした。
面接では「自己成長」などと聞こえの良い言葉を並べておきながら、いざIT用語テストをやってみると答えが思い出せないという生ぬるい勉強をしていました。
タイピングテストにおいては、合格であるAランクには程遠いDランクをとってしまいました……。
まさしく「穴があったら入りたい」状態の情けない結果を残した私に対して、採用担当の橋本主任が
「後で後悔する就活をしてほしくない、言い訳で終えてほしくない」
というご助言を下さいました。
「他の面接もあったから」、「時間がなかったから」……。
そんな言い訳で固めて、テスト結果は実力ではなかったとごまかしていた自分自身にすごく刺さった言葉であったのを覚えています。
何よりも期限内に期待されたレベルまで仕上げることができなかった、一就活生にここまで親身になって熱いアドバイスをくれる、チャンスを与えてくれる企業はそうありません。
このような全研本社の、血の通った考え方に強い感銘を受けました。
就活する中でここまで魅力的に感じた企業はない、だったらとことん食らいついてみよう。
そう考えた次の日には他で進めていた選考を辞退し、与えていただいた二度目のIT用語テスト受講のチャンスに全力で向き合いました。
アルバイトからのスタート!
“不器用、短絡的”
これらは松島取締役から面接中にいただいた、私を表す言葉です。
コロナ禍の激動の新卒時代。
私が全研でやっていける適性があるかどうか、中国語を直接的に使う環境がないことに耐えられるのか、現時点では採用に至るのはリスキーであるとお言葉をいただきました。
全研で働きながらも、まっさらな状態で新卒として就職活動を続けることができる。
そのような意図もあって、他の新卒メンバーが4月から正社員として新生活をスタートする中、私はアルバイトとして入社をしました。
きついよ、つらいよと事前に松島取締役からお言葉をいただいていたのですが、誰よりも成果をいち早く上げて認めてもらおうと息まいていた私。
けれども、当時は想像以上につらい現実が待っていることを知りませんでした。
入社したての頃は、業務が大変という以前に他の新卒メンバーとスタートラインが違う点で悩んでいました。
自分で納得して入社したにも関わらず、失敗やうまくいかないことがある。
私だけ新卒と違うスケジュールで動く、新卒ができることに対して私には制限がある。
そういった一つひとつの差を正式に入社した同期に対して感じてしまい、失敗するたびに悲劇のヒロインになるような、どうにも扱いにくい新卒だったと思います。
やっとの思いでTRT(※)に合格し、架電メンバーになった後も、自身の消極的な部分ばかりが先行してしまい、上司に相談もできないまま成果が出ない日々を過ごしておりました。
当時の上司である平松主任やメンターの山上さんが差し伸べてくださった手を握ることができず、「相談力が低すぎる」と良くご指摘をいただきました。
そんな自分の視野の狭さ、頭の固さに悩んでいた最中、営業部の松島次長から衝撃的な発表がありました。
それは、成果が出せていない私を架電メンバーから外すというお達しです。
自分の行動量が足りなかったために、平松主任チームから外れ、代わりに営業アシスタント部門(以下、SO)へと配属になりました。
この時が全研入社以来、一番の挫折だと感じています。
入社一番の挫折を経て
営業で成果を出せず、SOに配属された私は悔しさをバネにして乗り越えるのではなく、営業職が合っていなかったのだと諦めていました。
「限界を超えていく」のを目標値にしていたはずが、いつの間にか目標を下げていたのです。
そんな私を上司の方々、先輩方は見逃さず、いつも支えてくださりました。
今の私があるのは、上司・先輩方の裏の支えがあってこそです。
SOに配属されてちょうど1ヶ月後、松島次長から直接お声かけいただきました。
「TRTをもう一度受けてみないか」
「営業で輝けるならそうさせてあげたい」
このご提案を松島次長から直接いただいた時、とても嬉しく感じたのを覚えております。
ただ、正直にお伝えするともう一度あの苦しい毎日に戻るのかと臆してしまい、すぐにお返事できずにどうするか決めかねておりました。
ご提案を受けるきっかけになったのは、当時私のメンターであった本田主任のアドバイスです。
私の「怖い」という言葉を真正面から受け止め、その上で挑戦の道を進むことへの後押しをしてくださいました。
営業では辛いこともあるけどそれ以上に学びが大きい。
他の人が1年かけて学ぶことを短期間で学べる。
佳澄さんには圧倒的なスピードで成長してほしい。
本田主任がいてくださったからこそ、現在私は営業部門に再度身を置き、日々新しい学びを得ることができています。
また、TRTに参加させていただく旨を平松主任、山上さんにお伝えした際にも激励のお言葉を頂きました。
「ロープレならいつでも付き合う」
「頑張ってください」
当時はもう直属の上司部下の関係ではなくなっていたのにも関わらず、それでも「ロープレに付き合うよ」とお言葉を頂けたこと、今思い出しても胸が熱くなります。
そして、私を掬い上げてくださった上長の塚越マネージャー、メンターの沙季さん。
お忙しいのにも関わらず、時間を割いてご指導くださったり、「自信がない」「怖い」と後ろ向きだった私に沢山の叱咤激励の言葉を与えてくださいました。
「絶対テストに合格させるので、信じてついてきてください」
その一言で私がどんなに救われたか、言葉に表せないほどです。
そんな上司や先輩の助言や手厚いご指導のおかげで、 TRTも無事合格し、営業部へと復帰した昨年7月になんと!
連続で受注をいただき、目標数字を達成できました!!!
きっと自分1人では、挫折したまま諦めてしまっていました。
私を成長させるために、こんなにも多くの方が関わって上に押し上げようとしてくれる、誰かの成長のために全員が全力でサポートするという、この”全研節”を実際に体験し、就職で迷っていたあの時に全研で働くことを選択して良かったと、心から思えました。
自分のためから、誰かのための行動へ
その後、私は何度目かのチーム異動を経て、現在は福田主任のもとでアポ量産特化型チームで働いています。
一度の成功からとんとん拍子でうまくいくほど人生は甘くなく、成果が出ない日々に悩み、自分に甘ちゃんなところと向き合いながら日々を過ごしています。
大学時代に何をしていたかではなく、これから何をするべきか、どうなっていきたいか。
他人に流されるのではなく自分の人生、幸福度を求めるために、どんなにつらくても今ある目の前の仕事をこなしていく。
成長の機会を無駄にしない。
そんな思いで日々、自分と戦っています。
外から見た全研本社は、何もしなくても順風満帆な会社に見えるかもしれません。
けれども裏では社員全員が努力をしており、その努力の上に現在の会社の成長性や安定した基盤が作られています。
正直、ここまで自分ととことん向き合ってくれる環境はなかなかないと考えています!
自己成長ばかりを追い続け、いわば「自分の世界」しか見えていなかった私ですが、今後は誰かの支えになれるようなフォロワーシップを目指していきます。
これまでに頂いたご恩を返すために、「不器用でも努力量ではナンバーワン」と胸を張れるような自分に成長し、今度は成果という形で恩返しできるよう邁進していきます。
以上、VI営業部の佳澄でした!
▲ 上司の塚越マネージャー(写真:右奥)の誕生日に撮った写真です!
私と同期3人、そして19卒スーパーメンターの沙季さん(写真:右側真ん中)でお祝いしました♪