悲劇のヒロインが新人賞を受賞するまで~新卒入社・3年間の足跡~
こんにちは、19卒の鈴木沙季です!
入社してから気が付けば2年が過ぎ、今年で3年目に突入しました。
時間が経つのが驚くほど早く感じています……。
なんと3年目ではバリューイノベーション事業(以下、VI)からグループ会社のサイシードへ出向となり、現在はAI事業に携わらせていただいています!
全く新しい業務ばかりなので、日々勉強です。
さて、前回のブログでは、入社してからの変化や気付きを書かせていただきました。
自分の弱さと向き合えた!スポーツ女子が語る全研の凄さ~新卒1年目の日常~
今回は2年目で挑戦させていただいたこと、そして壁にぶつかったことなどを振り返ってお話させていただきます!
THE 悲劇のヒロイン
忘れもしない、2020年の3月。
当時VI事業部で私の上司だった木村マネージャー、塚越マネージャーから、「沙季さんに20卒のメンターを任せたい」とのお言葉を受けました。
当時の私は、ミスばかり繰り返しているような未熟者でした。
そのため、「メンターなんて出来るわけがない」「私が教える立場になれるわけない」と悲観的な考えを持っていました。
というのも自分の仕事で精一杯。
業務に関しても周りを気にする余裕がなかったのです。
自分の目標数字を達成できない事が怖く、非常に自己中心的になっていました。
こんな私がメンターなんてできるわけない、むしろ迷惑をかけてしまう。
今思い返すと恥ずかしいですが、当時私は「今の仕事は自分に合っていない!」「辞めたい!」とばかり考えていました。
けれども、もっと周りを見ていきたい、指導する側に立ってみたいという気持ちがあったため、決断するまでに時間はかかりましたが、メンターをさせていただきたいと上司に伝えました。
この決断が、私の人生の大きなターニングポイントとなりました。
新卒2年目でメンターに初挑戦!
実はこの1年間で、5人の20卒のメンターを担当させていただきました!
初めはどう接したらいいのかわからず、上手くコミュニケーションが取れないことも多かったです。
どうすれば成長できるのだろうか、どうすれば成果を出せるだろうか。
上司の塚越マネージャーに何度も相談しては、迷い、悩んでいました。
出た結論は「真正面から向き合う」こと。
妥協なしに、遠慮なしに、むしろ嫌われてもいい。
でも絶対に成長させたい。
この思いのままに、がむしゃらに行動していたと思います。
マナーや礼儀に対してとことん指導し、毎日ロープレを行い、自分の時間を割いてでも新卒の事ばかりを考えていました。
気付けば、「辞めたい」と思っていた自分はどこかへ消え、「背中を見せなければけない」と思うように。
メンターとして指導している以上、成果を出さなければいけません。
メンターが成果を出さなければ、新卒はメンターを身近な目標として追いかけることができません。
自分の背中を見せ、自分のしていることを絶対に正解にさせたい。
そして絶対に新卒に成功体験をさせ、成長させたい。
優先順位は自分よりも新卒、けれども自身のやるべきことはしっかりやる。
正直辛い事の方が多く、何度も頭を抱えました。
時には逃げたくなることもありましたが、不思議と新卒の笑顔や頑張っている姿を見るとその思いは消え、「あ、自分もやらないと。何バカなこと考えていたんだ……!」と気付くことができたんです。
精一杯新卒と向き合った結果、メンターを担当していた新卒全員が数字をあげることができました…!
初受注の際も初達成の際も、まるで自分のことのように嬉しかったです。
全員の嬉し涙、悔し涙を今まで見てきました。
何より嬉しかったのは「沙季さんがメンターでよかったです」と言っていただけたこと。
つらいことがあれば悲劇のヒロインを演じていた私を信じ、背中を追いかけ続けてきてくれた5人には感謝しかありません。
また、尊敬してやまないVI営業部の松島次長から、
「メンターの中で1番を決めるなら沙季」
と言っていただけた瞬間は今でも忘れられません。
心の底から嬉しかったです。
メンターを経験することで、指導する楽しさ、目標に向かって伴走するやりがい等……。
何より真正面から向き合う大切さを学ばせていただきました。
悲劇のヒロインになっては、他責思考に陥っていた私にメンターを任せる。
こういったチャレンジをしてくださる事自体が、本当に凄いことだと思います。
リスクしかない中、それでもチャンスをくれる、前を向かせてくれる全研。
改めて今の環境が非常に有難いことであると気付くことが出来ました。
その他、メンター担当者の中でも、アポをとり続けてきたことを評価いただき、今までずっと目標としていたテレアポスナイパーに選ばれました!
※VI事業部では年に2回、リワードバッチ賞という各部門に対して表彰をするイベントがあります。
さらに、何度も私に真正面からぶつかり、前を向かせてくださった塚越マネージャーとの最優秀バディ賞を受賞。
ダメ押しとばかりに、報連相マスターまでいただくことができました。
頂いたバッチは社員証の紐に飾っています!
▲ 特に金のバッチは獲得難易度が高いので、自慢出来ます♪
過去一めんどくさい新卒が新人賞を受賞
私は定期的に落ち込み、悲劇のヒロインになり、上司である塚越マネージャーはじめ、多くの上司に迷惑をかけてきました。
時には自宅まで足を運んでまで、上司は私を前に向かせてくださいました。
何度も何度も衝突するわ、泣くわ、と本当にめんどくさい新卒だったかと思います。
そして、全創会直前。
私は新卒企画においてルールを破り、してはいけない事をしてしまいました。
コロナ禍の中、周りを巻き込み、「会って練習してはいけない」というルールを破りました。
どうしても企画を成功させたいという想いのまま突っ走ってしまったのです。
実はその時、新人賞を内定していたのですが、今回の一件で取り消し。
取り消しになってしまっても当たり前。
そのくらい大きな事をしてしまいました。
「私が新人賞を受賞してはいけない」、そう思っていました。
しかし全創会前日に、同期が「私に新人賞をあげてほしい」と声をあげてくれたこと、巻き込んでしまった新卒が「私一人のせいではない」と涙を流したことを知りました。
何度も裏切ってきました。
何度も辞めたいと思い、数えきれないほど下を向きました。
私が何度悲劇のヒロインになっても腕を引っ張り続けてきてくださった、前を向かせてくださった上司や仲間がこんなにもいるのだと、改めて実感し、「このままでは本当にいけない」と気付きました。
待ちに待った、全創会当日。
新人賞の発表で自分の名前が呼ばれた時、私よりも喜び、そして涙を流してくださっている上司、仲間、新卒の姿がありました。
「沙季さん、沙季さん」と言葉にならない声で泣きながら駆け寄ってくれた新卒メンバーの顔は、今でも忘れられません。
なにより、こんな私に新人賞をくださった全研は本当に凄いと思います。
今回の新人賞は「良く頑張った!」といった意味での受賞ではないと思います。
「これからがんばれ」、とエールをいただいた新人賞であると感じています。
表彰状には上司からのメッセージが添えられていました。
私にメッセージをくださったのは、松島次長でした。
この言葉を胸に、前へ進まなければいけない。
自分のしてきた事を深く反省し、もっともっと上へいきたい。
そう思えることができました。
今ではこのメッセ―ジを毎日出社前に眺めて、「よし!今日もがんばろう!」と気合いを入れています。
また、この時の全創会では嬉しかったことがもう1つあります。
それは、塚越マネージャーの昇格です。
塚越マネージャーの以前の役職は、リーダーでした。
今回の昇格ではなんと、主任を飛び越えての昇格です!
こんなにめんどくさい私ととことん向き合ってくださった塚越マネージャー。
嬉し涙が止まりませんでした。
VI事業部には人思いの上司、仲間ばかりが集まっています。
他人の昇格に嬉し涙を流す会社なんて、そう多くないでしょう。
涙を流し、まるで自分のように喜ぶ仲間がいること。
こんな素晴らしいことはないと思います。
▲ 塚越マネージャーとの記念の2ショット!
(※写真撮るときだけ息を止めてます(笑))
次のステップへ
塚越マネージャーからいただいた言葉で、ずっと大切にしていきたい事があります。
今笑えることよりも1ヶ月後、1年後笑える選択をしたほうがいい。
今はわからなくても、いつかわかるかもしれない。
仕事は辛いこと9割と言われています。
辛い、苦しいのは当たり前。
だからこそ、その1割の嬉しいことがこの先の自分に繋がる。
この言葉を胸に、前を向いて走り続けると決めました。
下を向いている時間なんて私にはないんだ……!前しか向けない!
そう思えることができました。
2021年6月、私はグループ会社である株式会社サイシードへ異動となりました。
新しい事にチャレンジできること、不安もありますが正直ワクワクしかありません。
▲ 覚えること、学ぶことが多く、毎日頭がパンクしそうになりながらも笑顔で仕事に取り組んでいます!
(ちなみに、サイシードの営業メンバーの方は個性豊かで面白い方が多いです!)
「沙季さんならこれ、やりきってくれるよね」と、色々な事を任せていただけるように。
そしてどんな事があっても立ち向かうこと、下を向かないこと。
難しいことも多いと思いますが、とにかくやるしかない!
元VIとして、今できること以上のことをやる、何より明るく、元気に当事者意識をもって仕事に取り組んでいきます!
ビジネスマンとしてはもちろん、人間としても成長できるのが全研です。
1年後にはどんなブログを書くのでしょうか……ここからの1年が楽しみです。
以上、沙季でした!
おまけ
実は私、VI事業部では知る人ぞ知るディズニーオタクなんです……!
年間パスポートを持っており、月に2~3回はディズニーへ行っていました!
「ショー楽しい!」「ミッキーかっこいい!」と思うだけではなく、「何故こんなにディズニーは人気なのだろうか」とマーケティングの視点で考えたり、「何故ここにアトラクションがあるのだろうか」、「この建物の意味は?」などバックグラウンドストーリーを調べています!
あ、この知識業務でも生かせるかもしれない、と学びを得ているほどディズニーが大好きです。
(ちなみに、VIには私よりもディズニーが大好きな方がいらっしゃいます……!)
ディズニーが好きな方がいましたら是非お声がけください♪
今はコロナ禍の中、なかなか足を運べていませんが、また行く予定ができた時のために業務を頑張る毎日です!
(ちなみに推しはファンタジアのミッキーです!!)