THE・ZENKEN Designerとして成長するための考え方 〜新卒2年目の日常〜
こんにちは?バリューイノベーション事業部制作 デザイナーの佐伯です。
21卒で入社し、2回目の執筆となります。
ひたすら走り続け、考え続けた2年間(全研ではこの2年間を地獄の2年間と呼ばれています)が終わろうとしている中で、気づきや成長についてお話しできればと思います!
自己紹介
現在も、1年目と変わらずバリューイノベーション事業部でWebサイト制作にデザインの面から携わっています。
▼わたしの新卒1年目の日常はこちら
https://blog.zenken.co.jp/designer/44928
前回の記事では、私が1年全研で過ごして感じた全研の強みについてお話させていただきました。
入社1~2年目は、「とにかく何でも挑戦してみる、無思考にならない」ことを大切にし、社内でロゴやイラストのコンペがあれば応募してみたり、デザインの修正はなぜこの修正をすべきなのかを考えて相手とすり合わせをすることを意識していました。
なぜそのように過ごしていたかというと…
それは「THE・ZENKEN Designer」を目指しているからです!
THE・ZENKEN Designerとは?
THE・ZENKEN Designerとは、「課題の本質をとらえて成果のための情報設計を行い、ユーザーにあったビジュアライズをするクリエイター」のことです。
例えば、ターゲットユーザーが40代男性なら、どのようなデザインに親しみを持つのか、そのユーザーが見たときにどう思ってほしいのかなどイメージをして色やテイスト、かたちを選んでいきます。
ユーザーの属性や知識レベル、緊急度などによって構成やデザインの雰囲気を変えることで、そのユーザーに「このサイトなら自分が抱える課題を解決できる情報が得られそう」と思ってもらうことがデザインのゴールです!
現在は、そんなTHE・ZENKEN Designerを目指しながら、日々いろいろな業界の案件に対して、どのデザインが最適かを考える「デザインディレクター」として毎日デザイン制作にかかわらせていただいております。
なんでも自分でやらなきゃ…と思い込みかけた2年目
現在でもデザインで悩むことがあれば相談は欠かせないのですが、1~2年目の時に失敗した経験とそこからの気づきをお話ししたいと思います。
デザインディレクションを担当し始めて数か月。
仕事の流れもやっと少しずつ把握できてきたころ、なんと全創会実行委員に選出され、キービジュアルを制作したりリーフレットの制作にも関わることになりました!
▲制作したリーフレット
(その年の全創会の詳細はこちら➡https://blog.zenken.co.jp/hrpr/45090)
キービジュアルやリーフレットの作成にワクワクしつつも、通常案件と並行してのマルチタスクにてこずりそうと感じていましたが、「自分がまかせてもらっている案件だから自分で何とかしなければ!!」と私は責任感を発揮しました。
ですが、この責任感は結果としてダメな方向へ向かうことになります。
この時の私の状態をいくつかあげてみましょう。
・タスクが多いので一つ一つのタスクの時間を短縮してスケジュールに入れる
・当時3時間かかるチェックを1.5時間しかかけないで、抜け漏れやミスが爆増
・自分だけでアイデアをひねり出そうとして時間を浪費
・時間が足りなくなって既定の残業時間を大幅に超えてしまう。
・自分の満足していないデザインになってしまい自己嫌悪+ネガティブに。
などなど、結果としてどうにもならない状況になってしまったタイミングで、上長にやっと相談…。
その時に「自分の作業時間を見積もれない、クオリティを担保できないのはプロじゃない。」という言葉をいただき、そこでハッとした私は「プロとしてどうあるべきか」を考えて実行しようと心に決めました!
改善その1【ひとりで抱え込まない】
私の傾向として「ひとりで悩み続ける」ことが多く、時間を無駄にすることが多いことに気づきました。自分で考えることがとても重要ですが、アイデアがない状態で悩み続けてもアイデアは出てきません。
なので「とにかく疑問点があれば即質問」を徹底!
ひとりで時間を無駄にするよりもメンターさんや上長にどんどんアドバイスをもらってそれを自分の糧にする、同じことを何度も質問しないことが最終的な時短につながることになりました。
▲メンターの山崎さんに相談にのっていただいているところです!
改善その2【なにがなんでも報連相】
毎日、タスク管理シートに30分刻みで何をするのかを記入してタスクを管理していますが、
タスクが増えてきたときに、バッファをなくして3時間必要なタスクを1.5時間にしてみたり、無理やりタスクをねじ込んだり、とにかくタスク管理シートが機能していない状態でした。
そんな状態を打破するために、3点改善をしました。
・2週間先の予定を書き込む(その日にやるべきことを書き出す)
・完了したものから打ち消し線をつける
・1週間程度先の予定は今までの実績から想定作業時間を算出し、そこから漏れるタスクに関しては上長に相談
これを行うことで事前に毎日の予定を把握しつつ、対応が難しいものに関しては事前に相談ができるようになっていきました。
(皆さんいろいろなやり方でタスク管理をされています。自分に合ったやり方を見つけることが重要です!)
間違った責任感を持ち続け、「自分ですべてやらないと…」と思い込んでいた頃の私は上長への相談もできずに自分の中でいっぱいいっぱいになってしまっていましたが、
不安なことがあれば(その不安が明確に表現できなくても)上長に相談することで、解決策を一緒に探してくださったり、自分では浮かばなかったアドバイスをいただけたり、何をやるべきかが明確になるので、報連相が本当に重要だと感じています!
▲ 上司の立川リーダーとのミーティング。スケジュールの確認をしています!
そんなこんなであっという間に過ぎていった2年間
入社からの2年間は、業務を覚えるのに必死だったり、責任感を間違った方向で発揮してしまい失敗したり、様々な経験をしました。
ですが失敗を繰り返さないための対策を考え続け、報連相を徹底したり、いろんな方のお力を借りたりすることで、「デザインの知識」も「仕事を進めていくための工夫」も身についてきたという実感があります!
来たる3年目では今以上にデザインの幅を広げて、成果の出せるデザインが作れる「THE・ZENKEN Designer」を体現できるように日々精進していきたいです?
またブログ内でお会いしましょう~!
以上、バリューイノベーション事業部 21卒の佐伯でした!