メインコンテンツにスキップ
  1. TOP
  2. ALL
  3. スーパー高校生の新規事業奮闘記

スーパー高校生の新規事業奮闘記

この記事を書いた人
A.橋本

こんにちは、人事広報課の橋本です!

全研本社では、通年で長期インターンの受け入れをしており、多くの学生が参加しています。

最近は大学1、2年生が早期からインターン生として入社しており、社内もフレッシュな活気であふれていますね✨

ミスマッチしないことを大切にしている弊社だからこそ、仕事を体験し自分の将来と向き合うきっかけにもなるこの機会を、もっと多くの就活生に知っていただき、活用してもらいたいです!

さて、今回のブログでは、以前ご紹介した高校生インターン( 「全研史上初!!”高校生インターン”に迫る」に続きもう一人、大学入学前にインターンしていた方をご紹介します。

高校生のうちからグローバルに社会活動に取り組んでいたという大瀧さん。
海外で生活していたバックグラウンドもあり、国内外でアグレッシブに活動し課題を発信し続けてきたスーパー高校生が体験した、全研本社での日々をご紹介します。

なぜ全研本社に?インターン参加のきっかけ

「とにかく社会経験を積みたかった。」

大瀧さんがインターンに参加しようと思った一番のきっかけは、一般的にもよく聞く 「まずは経験してみたい」という志望動機。
ただ大きく違うのは彼がまだ高校生ということです!

大学入学前からインターンをしている友達は周りにもほとんどいないそうですが、それでも今チャレンジするべきだと思ったのは、働く基礎を早期に固めておけば、将来もっと早くから社会に貢献できるのではないかと考えたからだそうです。
(私が高校生の時に、こんな素晴らしい考えを持ったことはありませんでした。涙)

大学から渡米する大瀧さんにとって、「日本にいる今がチャンス!」とずっとインターン先を探していたそうなのですが、残念ながら国内では大学生向けの募集がほとんどで、高校生は応募ができないものばかりだったとか……。

そんなとき、会社経営する叔父さんに相談して紹介してもらったのが全研本社?

たまたま弊社とお付き合いがある親族からの勧めで「こんな会社があるんだ!」と興味をもってくださったそうです。

高校在学中のチャレンジ

—在学中から個人で国際サミットなどの社会活動に参加されていた大瀧さん。
アグレッシブな印象ですが、こういった活動のきっかけは何だったのでしょうか?

海外と日本、両方の生活を経験し、アメリカでの教育も受けてきた中で、日本の教育とキャリア形成の在り方に課題を感じていました。
そのことがきっかけで、高校生のときにニートを減らすための活動をしていました。

留学経験を踏まえ、日本ではアメリカと比較してキャリア教育が不足しており、社会との繋がりを子どもが学ぶ機会が圧倒的に少ないと感じています。

そのため社会を知らない、知るきっかけがないから将来に不安を感じる人たちが増え、不登校になったり、ニートになったりしていると考えています。
このような課題を解決したいと思い、活動を始めました。

—ご自身の経験があったからこそ、より身近な課題だったんですね。

はい。
実際に私が通っていた高校でも、不登校によって大学受験ができない同級生がいました。

進学ができないが故に今後のキャリアに希望を持てず、その後の社会進出の難易度も高くなってしまいます。
そのような日本の現状から、将来的な労働人口不足に繋がるのではないかと感じていました。

こうした日本国内の教育やキャリアの課題を「日本だけの問題ではない」と国内外で発信していたことがきっかけで、海外の活動団体やアメリカの大学で人材支援をしている教授とつながり、活動をサポートしていただくなど、多くの人に助けてもらいました。

—ユネスコと連携している非営利団体の方々へのプレゼン機会もあったそうですね!

はい!
原動力となったのは、とにかく 「好奇心を追求する」ことでした。
自分の知りたいこと、ワクワクすることを追求していった結果、運よく様々な方との繋がりを持つことができました。
自身のアメリカでの生活経験も大きく影響したと思っています。


▲ サミットで世界各国に向けプレゼンする大瀧さん

—全研は全く異なる人口減少へのアプローチでしたが、どうして興味を持ってくれたのですか?

全研が、海外人材を受け入れる事業を展開していたからです。

ダイバーシティ事業部(以下DS)の紹介を受けた際、「なんで自分は気付けなかったんだろう?」と率直に思いました(笑)
海外進学を目指していたので、生活の中で日々外国人と接してきましたが、確かに社会や会社にはまだまだ海外人材が少ないなぁということを再認識したのはその時です。

観点は違っても、自分の感じていた労働人口不足の課題と行き着くテーマが同じ。
全研が社会に向けていたそのベクトルの面白さに気づき、すごく興味を持ちました!

いよいよインターンにジョイン!大瀧さんのミッションは??

—いざスタートしたインターン。最初の率直な印象を教えてください。

スタートアップ事業であるDSでは、すべてがフルスピードで進んでいたのですが……実は、最初は自分がこのインターンで何をすべきかが見いだせませんでした。

IT企業なので、「システムや仕組みを作ってしまえば市場を変えるのも早いのではないか」と最初は開発に興味を持ち、開発の観点からどうやって事業に関わることができるかと勉強を始めたのですが、開発の知識もスキルもない素人だったのでうまくいかず……(汗)
現在はインド人向けのニュースレターの制作担当をしています。

—ニュースレターも初めての経験だと思いますが、どのようなことをしているのですか?

配信にはHTML/CSSの知識が必要なので勉強しています。
今までテンプレート化されていたものを見直し、ニュースレターの在り方をイチから考えて文面を作り直したり、パターンを変えて反響を分析したりしています。

かなり自由度高く任せていただいているので、どんな文章がいいのかを試行錯誤しながら進める事が出来て面白いです!

具体的には、登録者をグルーピングして属性ごとに文章を作り分けながらターゲットの分析をするのですが、配信は1週間に1回しかないので、その限られたチャンスにどれだけ工夫するのか試行錯誤しています。

まず開封してもらうためにどうするか、配信時間やタイトル、どの情報をどの位置に置くかなどあれこれ試しています。

—インターンでの目標はありますか?

やりたい放題に、とりあえず暴れてみることです?

いま任せていただいている業務では、ある程度ターゲットの分析と検証を終えて、ニュースレターの成功事例を残すことが目標です。

僕がインターンを終了した後にも、他の方が事例をすぐに活用できるところまで落とし込みたいです。

渡米までの期間も限られているので、残りのインターン期間でできる限りのことをしていきたいです!

実務の中で感じた難しさとプチ挫折

—インターンを通じて感じた困難はありますか?

活躍する社会人の方との仕事を通じて、自分の無力さを実感しました。

これまで、興味を追求し自分の考えるままに活動をしてきたので、インターン開始当初に興味を持った開発も周りの人の動きを見て意見を出して、すぐジョインできると思っていました。

ですが、実際は社員のみなさんの会話のペースにさえついていけなかったです……!

知識も経験も足りず、自分の意見すら出せない。
こんなに差があるのか……早く大学に入って学びたい!!追いつきたい!と思いました。
それで社会の厳しさや自分の今の限界を自覚したので、将来ビジネスマンとして活躍するためには自分の出せるメリットをもっと作らなければと危機感を持つことができました。

—素晴らしい気付きがあったんですね!

はい。また、自分の強みを発揮することで新しいチャンスを作れるということにも気付けました。
できないこと、無力感を感じる出来事があったとしても諦めなければ、その経験の先に絶対にやりたいことが実現できる機会は来ると感じました。

他にも、嬉しい挫折がありまして……。
一番最初に作ったニュースレターが上手く行き過ぎたことで、開封率が急激に上がった結果、凄く期待値が上がったんです。
実際は、2回以降の開封率は下がり続けてしまっており、まだ成果を出せていないのでこれが最近のプチ挫折です。

—嬉しいけど複雑ですね(笑)

そうですね(笑)
本当にニュースレターは自由に任せていただいているので、自分でいろいろ試せる「遊び場」みたいな感じで業務を進めています。
おかげさまでかなり試行錯誤できています。
その分プレッシャーもありますが、この環境を楽しめています?

スタートアップは、これからの未来に影響する一番大事な「事実」を見つけていく場所です。
自分にとってニュースレターを任せてもらえていることは、事業のきっかけを作ることにも繋がるため非常にやりがいがあります。

現在のチャレンジ

今は、ニュースレターと合わせて企業向けにインド人学生について知ってもらうための資料を作っている大瀧さん。
インド人材が仕事に向ける想い、企業へのイメージや期待、文化や価値観を知ってもらうための資料を作るという役割を担っているそうです。

これまでの個人活動の枠を超え、インターンで初めて”チーム”として、メンバーと一緒の目標に向かって仕事をしていくという経験をしながら、 「個」から「他」への視野を持てるようになったとのことでした。

チームで試行錯誤する中で、どれだけデータを頑張って集めても相手に伝わる見せ方をできないと意味がないということを意識し、妥協せずに何度も案を出していました。

相手の受け取り方を意識しながら、他者との関わり方を学んでくださっているようです^^

インターンを通じて学んだこと

日頃ご両親から言われ続けている「一番楽しいところに行きなさい」という教育のもと、「楽しいから学ぶ」「新しい環境が楽しいからアメリカに行く」「楽しいから自分の活動を発信する」ということを実現してきた大瀧さん。

団体を立ち上げたり、メディアから取材を受けたり、海外で活動したりと、世間一般的な高校生の日常で言えば「普通でない」ことかもしれませんが、 「自身の活動に興味を持つ人が増えて、課題や取り組みを知ってもらえたら嬉しい」と思って取り組まれているそうです。

そんな“楽しい”を追求してきた結果、参加した弊社のインターンでは、部門の責任者である田中部長から、初日に「自分で物事を考える」という言葉をいただいたのだとか。

助けを求めてもOK。
だけど、自分の具体的な仮説や意見を持って進めていくことを大切にしてほしいと伝えられ、自発的な行動を意識して取り組んでいたそうです。

自分で判断し、自分で選択し、必要な情報は自分でとりに行く。
楽しければ好き放題やってOKということではなく、 大切なのは他の人が自分の仕事を見たときに、その仕事ぶりをどう思うかを客観的にとらえることで、関わる相手を意識するのを心掛けているとおっしゃっていました。

インターンを通じて大事なことをコミュニケーションの中から学ぶこともたくさんあったそうで、毎日の業務一つひとつから刺激を得ることができたようです。


▲ 業務ではいつも“楽しむ”を体現されていました^^

これからの大瀧さんのビジョン

これまでの活動から、将来は漠然とアメリカの大きな企業で働いて稼ぐのだろうな~と思っていたという大瀧さん。

自由が欲しいから、時間とお金を稼がなければ!そのためには海外の大手企業だ!と高校生ながらに感じていたそうなのですが、DSでスタートアップ事業のエキサイティングな環境を体験し、自由=楽しいではないという新しい価値観が生まれたそうです。

今まで課題として調べてきた日本の企業文化やキャリアから、「仕事は自由じゃない」というイメージを抱いていたようですが、インターンを通じて「仕事が楽しい!」と思えたと嬉しそうに話してくださいました✨

やっている事の意義は自分で見つけていくもの。
スタートアップという選択肢の可能性を全研でのインターンを通じて初めて感じたという大瀧さんですが、その一つのきっかけとなったのが「全研の人達はなぜこんなに楽しそうなのか?」という疑問からだったそうです。

部署の納会でメンバーが喜ぶ姿や笑顔を見て、仕事はお金を稼ぐだけでなく、その先の喜びや達成感を得ることもできるのだという気付きを得た大瀧さん。

これまでは他者の頑張りにはどちらかというと鈍感で、「競争相手がいるからこそ今以上に成長できる!」「自分を成長させるのは自分!」というモチベーションのもと活動しており、自己成長できることが一番の喜びだったそうです。

しかし、全研では他者のために涙を流すことができたり、褒めあったり、アドバイスしたり、時には意見がぶつかったり……「仲間がいること」が凄くいい環境なのだと価値観の変化があったようで、「競争ばかりではいつか孤独になる」とチームの素晴らしさを実感されていました。


▲ 納会でDSメンバーと。Yaaayポーズでパシャリ?

高校生ながらにたくさんの経験をし、多くの気付きを得た大瀧さん。
彼の素直な姿勢や、まっすぐに仕事に向き合う姿に私も毎日刺激をいただきました!

アメリカでもこの経験を胸に、さらに成長してくださることに期待しています☆

私たちの仲間に
なりませんか?

何かを成し遂げたい人、何者かになりたい人、
毎日の仕事にわくわく取り組みたい人。
そんな方にとって最高の環境が待っています。