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DS×Linguage : 事業部がタッグ!新しい研修プログラムを大公開

この記事を書いた人
K.三浦

みなさま、こんにちは。
リンゲージ事業部ブロガーの三浦です!

今回の記事では、ダイバーシティ事業部(以下、DS事業部)と共同で開発した「インドの新卒社員向けの異文化理解研修」についてご紹介いたします!

研修の概要

~まずは研修の概要をご紹介~

【研修の対象者】

初めて日本で働く外国籍新卒新入社員

【抱える課題】

日本での生活・文化の違いから生じる、日本人社員との間でのミスコミュニケーション

【研修内容】

日本で働く社会人としての考え方や振る舞い、そして日本人社員とのコミュニケーション方法や報連相の正しい実践までを英語で学ぶ異文化理解研修です。

まだ日本語を理解する力が弱い人たちにも明確に理解できるよう、英語ネイティブ講師が研修を担当します。

プログラム内容

【Living in Japan / 日本での生活について】

価値観や振る舞いの違いや公共ルールや交通ルール、ごみの出し方など「日本で暮らす」ために必要な情報を学びます。

【Working Professional /社会人とは】

「社会人とは?」といった基本から、日本の職場で求められることや時間の管理、ビジネスチャットやメールの送り方などについて学びます。

【Hou Ren Sou / 報連相】

報連相で求められることについて学び、実践トレーニングも行います。

【Others / その他】

コンプライアンスと情報リテラシー、ハラスメント、非言語コミュニケーションに関してなどについて学びます。

プログラム完成までの道のり

ここまで簡単に研修の概要とプログラム内容をご紹介しましたが、このDS × Linguageのコラボ研修プログラムはどのようにして生まれたのでしょうか?

その完成までの道のりをご紹介します。

はじまりは、DS事業部からのご依頼でした。
DS事業部でサポートしている企業様に入社される、インド人人材の定着を確実なものにしたいという課題があり、その解決に向け、このプログラムの開発がスタートしました!

次に、リンゲージ事業部内でカリキュラムを作り上げていく工程に入ります。
営業、バックオフィス、ネイティブ講師が力を合わせ、ミーティングやチャットで話し合いを重ねました。

日本語力がまだ弱い新卒の外国籍の方々に、どう説明すれば理解してもらいやすいか?

どのようにプログラムを組み立てれば、実際に入社して働き始める際に実践に移せるようになるか?

これらを重点を置きつつも、「1日にこんなにカリキュラムを詰め込んで疲れてしまわないだろうか」と人材側のことも頭をフル回転させて考えを巡らせながら、メンバー全員で最適解を追求し続ける日々が続きました。

カリキュラムの組み立てが完了したら、いよいよコーディング開始です!
リンゲージチームでタスクを分担し、各自がそれぞれの担当部分の実装を進めました。

以下の写真は実際のマテリアル抜粋です。

そして、DS × リンゲージ 間でのプログラムの進捗報告や、意見交換も定期的に行い、プログラム完成へ向けて着々と準備を進めました。

ついに研修実施!

Point1:初めての日本のビジネス文化への触れ合い

参加者にとって、今回の研修は日本のビジネス文化や期待について学ぶ、初めての場となりました。

普段、このようなトレーニングを受ける機会が少なかったとのことです。

また、今回の研修はZenkenの会議室を使用して行われました。
日常業務中、Zenkenの社員が「お疲れ様です」と元気よく挨拶していることに驚き、感銘を受けているようでした。

Point2:報連相の理解が深まる

ある受講者は、以前から上司に報連相を実践するように言われていたものの、その意味をしっかり理解できていなかったといいます。

しかし、今回の研修で報連相の詳細な解説を聞いたことで、ようやく報連相の重要性を理解することができたそうです。

Point3:新しいビジネス用語の習得

日本のビジネス用語やフレーズを学ぶとても良い機会になったという声も聞かれました。
これまで聞いたことがなかった言葉を学べたと喜んでいました。

Feedback

【受講者からの声】

受講者:今回の研修では、お互いの経験を共有したり質問する、振り返りの時間があり、これがとても有意義な時間になったと感じました。

また、今回の研修を通して、日本語スキルの向上の重要性についても改めて実感しました。

一方で、他の会社で働くインド人労働者との経験を共有できる機会があれば、さらに有意義だったと感じました。

【本プログラムをリンゲージ代表として牽引してくださった山本LからのFeedback】

山本L:今回の研修は、普段私たちが提供している語学研修ではなく、異文化理解研修だったため、試行錯誤しました。

私たちリンゲージも異文化理解研修を提供しておりますが、今回の場合、日本文化や日本の新卒文化を理解していただくカリキュラムを組み立てるのが特に難しかったです。

私自身はZenkenの21卒として入社したため、入社当初の研修や経験を思い出しながら、研修の準備をしました。
そして、ネイティブ陣には来日当初に経験したことや、知っておきたかった日本の働き方文化を基に作成をしました。

日本とインドの働き方は異なりますが、今回ご参加いただいた方々はYaaay Freshers、つまり新卒採用、そもそも正社員としてフルタイムで働いたことがない方々です。

インドの働き方ももちろん経験がないので、2国の「比較」もできません。

そのため、内容の選定や説明方法の考案をより丁寧に行いました。

実際に研修を終わった時に受講生の方々が「受講できてよかった」と言ってくださったのは本当に嬉しかったです。

今回受講してくださった生徒様のうち1名は、日本で働き始めて半年以上が経っていました。

その方から「この研修で上司や先輩にいただいたご助言の意味がやっとわかった」とお声をいただき、コミュニケーションの相違が回避できて非常に意義がある研修になったと改めて思いました。

今後の展望として、より多くの海外人材の方々にご受講いただきたいと考えています。」

そして、本研修は入国したての方々だけではなく、日本で働いて1年目や2年目の節目でもご受講いただきたいです。

日本での経験を踏まえたうえで、今後の活躍に活かしていただけるような研修を提供できれば、より日本で頑張りたいと思っていただけると感じていますので、今後とも精進してまいります!

まとめ

私以外のチームメンバーは、山本Lとネイティブ講師陣ということで英語でマテリアルを作るベテランの集まりでした。

そんな中放り込まれたカリキュラム/マテリアル開発のド素人・ド初心者の私……。
必死に山本Lとネイティブ講師陣に追い付こうと、毎日夜遅くまで脳に汗をかき続けながら取り組んだのは本当に有意義な経験でした。

杠次長、山本L、こんなド素人の私をプロジェクトに参加させてくださり本当にありがとうございました!

また、少し話はずれますが、日本におけるグローバルコミュニケーションの意識改革を促進するためには、「異文化理解」が大きなカギを握っていると個人的には思っています。

「そのために自分はどう動くか」を考えさせらた、良い経験となりました。

他事業部の皆様も、
「こんな会社でこんな研修を必要としている!」
「こんな研修を提供してほしい!」
そういったお声があれば、ぜひリンゲージ事業部にお声がけください!

以上、リンゲージ事業部の三浦でした。

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