「壁」を越えるたびに、自分らしさが見えてきた ~新卒1年目の日常~
こんにちは!グローバルニッチトップ事業本部(以下、GNT)の運用部に所属している、
25卒のピャオです。
入社してからの1年は私にとって、
いくつもの「壁」を越えながら、自分だけの強みを見つけていく旅でした。
日本語での架電に苦しんだ仮配属から、海外向けサイトの運用ディレクターへ。
そこにたどり着くまでの悪戦苦闘と、少しずつ変わっていった景色を、ここに綴ります。
複数の国や文化を経験してきた方、
これから日本で働くことに挑戦したい外国人の方。
そんな皆さんに、自分の経験が何かのヒントになれば幸いです!
私がZenkenを選んだ理由 ~自己紹介~

私は韓国の南楊州市で生まれ、中国の深圳と香港で学生時代を過ごし、
その後、アメリカのボストン大学で映画制作とメディア研究を学びました。
自分を一言で表すなら、「メルティング・ポット(melting pot)」。
異なる景色、言語、人、価値観。
そうしたものが自分の中で混ざり合い、
ときにはぶつかり合いながら、少しずつ今の自分をつくってきました。
「自分は何者なんだろう」「どこに属しているんだろう」
環境が変わるたびに、そう悩むこともありました。
それでも、さまざまな文化の中で過ごしてきた経験は、
知らない世界に飛び込むことへの抵抗を、少しずつ溶かしてくれました。
「新しい言語と環境の中で、自分を試してみたい」
そんな思いから日本の大学院へ進学し、就活中に出会ったのがZenkenでした。
特に印象に残ったのは、「そこにない未来を創る」 というパーパスです。
─── まだ眠っている未来の可能性を、自分たちの手で形にしていく。
その考え方に強く惹かれて、入社を決めました。
仮配属でぶつかった、「言語」の壁
入社後、約1か月の研修を経てSi(セールスイノベーション)部に仮配属されました。
そこで最初にぶつかったのが、ビジネス日本語の壁でした。
というのも、仮配属中に私が経験したのは、
日本企業に対して日本語でお電話をして、商談の機会をいただくという架電業務。
正直に言うと、「架電」という概念自体、私にとっては馴染みのないものでした。
これまで過ごしてきた環境では、電話で相手にアポイントを取るという文化があまりなく、
「え、知らない人にいきなり電話するの…?」という驚きがあったのを今でも覚えています。
さらに大きな壁になったのが、尊敬語や謙譲語です。
日本語自体は話せても、「申し訳ございません」「恐れ入りますが」といったビジネス的な言い回しは、教科書で見たことはあっても、とっさに口から出てくるものではありませんでした。
丁寧に話しているつもりでも、相手の反応がどこかぎこちなくなる…。
今思えば、言葉の選び方や間の取り方も、まだ自分のものになっていなかったのだと思います。
テスト合格への道のり
けれど、落ち込んだり立ち止まったりしても何も始まりません!
まずは2週間以内に、実際の架電を想定したロープレテストに合格して架電業務を開始するために、台本を読み込むことから練習していきました。
けれど初回テストは、台本を「読む」だけで精一杯で、残念ながら不合格。
電話口に担当者さまがいらっしゃるという感覚も、話し方も、両方が手探りの状態。
台本に書かれている内容の意味すら理解できていない部分があったと自分の課題にも気づけました。
─── このまま同じ練習をしていても、合格できない!
そう思った私は、メンターの華那主任に相談。
華那主任は、「なんとしても合格したい!」という思いを本気で受け止め、何度も何度も練習に付き合ってくださいました。言葉の選び方や話すスピード、声のトーンまで、ひとつひとつ丁寧に教えてくださったおかげで、最初はぎこちなかった言葉が、少しずつ自分の中に馴染んでいく感覚を得られるように。
そうして地道に練習を続けた結果、テストに無事合格!
架電業務が本格的にスタートしました📞
仮配属でぶつかった、「成果」の壁
しかし、ここからが本当の試練でした。
以前よりは格段に話せるようになったものの、なかなか成果に繋がらない。
アポイントが獲得できない日が続いて、少しずつ自信がなくなっていきました。
特に辛かったのは、同期メンバーが次々とアポイント取得している姿を見た時です。
自分だけが前に進めていないような気がして、悔しさと焦りで涙が出てしまうことも。
私を変えてくれた先輩の一言
そんなとき、同じチームの里奈子さんがかけてくださった言葉を、今でも覚えています。
「涙が出てもいいですよ。しょうがないでしょう?でも、それで足を止めるのは良くないよ」
この言葉で、考え方が変わりました。
涙が出ること自体は、すぐには変えられない。
でも、そこで止まるのか、次の行動につなげるのかは、自分で選べる。
それからは、落ち込むだけで終わらせず、
「なぜうまくいかなかったのか」を思考し、具体的に言語化するようになりました。
話し方なのか、質問の仕方なのか、相手の反応への返し方なのか。
どこを改善すれば、成果を出せるのか。
先輩に相談して、ロープレをお願いして、フィードバックをもらう。
その積み重ねの中で、少しずつアポイントが獲得できるようになっていったのです。

振り返ってみると、
Si部で過ごした約3か月の仮配属期間は、成果を出すために
「うまくいかない理由を言葉にする力」を、鍛えてもらった期間でした。
この頃はまだ、目の前の一本の電話に必死でした。
でも、この力が、次の場所でまったく違うスケールで問われることを
このときの自分はまだ知りませんでした。
本配属先で出会った、
Webサイトの「お医者さん」のような仕事🩺
入社4か月目、いよいよ本配属先が発表され、
私は、グローバルニッチトップ(GNT)事業本部、運用部門に本配属となりました。
運用ってどんなお仕事?
「運用」と聞いても、どんな仕事なのかイメージしづらいかもしれません。
簡単に言うと、サイトや広告の状況を見ながら、目標達成に向けて改善を重ねていく仕事です。
私の中では、Webサイトの「お医者さん」に近いイメージがあります🩺

サイトの現状を診断する
どの部分が悪くなっているのか、どこに課題があるのかを確認する。
原因を探る
症状から病気の原因を推測するように、
パフォーマンスを見ながら「何が問題なのか」を考える。
改善策を立て、実行する
薬を処方したり手術をするようなイメージで
サイトのコンテンツを修正したり、追加したり、導線を見直したり、
ユーザーにとって分かりやすい表現に変えたりする。
数値を確認し、改修の効果が出ているかを確認する
手を加えて終わりではありません。
実施した改修が正しかったのかを後日しっかり効果測定します。
数値が芳しくない場合は、改修前の状態に戻すこともあります。
「運用」とは、これを繰り返しながら、クライアントに成果を届けていく仕事です。
運用に求められるスキルとは?
ここで大切なのは、課題を切り分ける力。
Webサイトの数値に影響する要素は一つではありません。
流入、導線、検索順位……さまざまな要因がある中から優先順位をつけて、
「今、どこから改善すべきか」を考える必要があります。
小さな選択の積み重ねが、数値を変え、最終的な成果につながっていく。
その感覚はノベルゲームにも似ていて、難しさもありつつ、とても面白いところです!
ただ、「面白い」と感じるようになるまでには、
もう一つ越えなければならない「壁」がありました。
それは、「目標」です。
本配属でぶつかった「目標」の壁
運用では「MD」と「AD」という2つの役割を経験しました。
※ MD(メインディレクター) … 担当案件の施策立案や課題改善を行う役割。
※ AD(アシスタントディレクター) … 指示内容に沿ってWebサイトの改修を行う役割。
自分の担当サイトを見ながら、他のサイトの改修にも対応する。
時間管理もタスク配分もまだまだ手探りだった私は、バランスを取るのに最初のころはとても苦労しました。
目標の捉え方が変わった、上長の言葉
そんなある日、自分への自信のなさから、
上長に対して「サイトの数値目標を下方修正できないか」という相談をしたことがありました。
その時に、上長の卓登(まさと)マネージャーから言われた言葉があります。
「やる前から未達を恐れて目標を下げるのではなく、
未達の理由を言語化して、次の一手につなげることが大切」
達成に向けてあらゆる施策をやりきる前提で、それでも万が一届かなかった時は、
ただ落ち込むのではなく、なぜ達成できなかったのか『理由』を徹底的に言語化する。
・どこで時間を使いすぎたのか。
・どのスキルが足りなかったのか。
・どの判断が遅れたのか。
理由を言葉にできれば、次に何を変えるべきかが見えてくる。
改善の糸口を徹底的に言葉に落とし込むからこそ、次の一手で挽回できる!
この経験を通じて、
「達成しなかったらどうしよう」と結果ばかりを気にするのではなく
「どうすれば達成に近づけるか」その過程や行動を見直すことの大切さを学びました。
それからは上長に相談しながらタスクの優先順位を見直し、数値を見る時間を増やしていきました。
その結果、今では毎月、数値目標を達成できるようになりました📈✨
海外向けサイト運用で見つけた、自分らしい強み
現在、私の担当案件の多くは「海外向けのWebサイト🌎」です。
日本企業が海外市場で事業を広げたり、認知度を高めたりするためのサイトを運用しています。
(※詳しくはこちらをチェック:https://blog.zenken.co.jp/55213 )
この仕事を通じて、自分の海外経験や多文化背景が、
少しずつ武器になっていると感じるようになりました。
海外向けのWebサイトでは、ただ日本語のサイトを英語に訳すればよいわけではありません。
例えば、ターゲットの国や地域のユーザーにとって、
・自然に伝わる表現になっているか。
・文化的な違和感がないか。
・読み手が知りたい情報が、わかりやすい順番で書かれているか。
そうした視点がとても大切です。
私は様々な環境で生活してきた経験があるからこそ、
その言葉の表面的な意味だけでなく、その背景にある文化や、
相手への伝わり方まで考えて運用戦略を練ることができている実感があります。
また、サイトのチェック業務でもその経験が活かせていると感じています。
ネイティブスピーカーの視点からサイトをチェックする際に
単なる文法チェックではなく、読み手にとって違和感がないか、
サイトの目的に合った表現になっているかまで思考して対応することができている実感があります。

以前は、自分のバックグラウンドが一つに定まらないことに悩んでいました。
でも今は確信しています。
─── その経験があるからこそ見える視点が、あると。
まとめ

新卒1年目を通じて、
「できないこと」は終わりではなく、成長の入口だと学びました。
◇自分の課題を認めること。
◇数値目標と正直に向き合うこと。
◇Webサイトの課題を分解して、改善策を考えること。
どれも、最初からできたわけではありません。
でも、周りの人に相談して、フィードバックを受け入れて、
少しずつ行動を変えていけば、見える景色は変わっていきます。
私と同じように、
・海外やグローバルな背景を持っている方。
・日本で働くことに不安がある方。
・新しい言語や環境の中で、自分に何ができるのか試してみたい方。
最初から自信がなくても、大丈夫です。
Zenkenには、たくさんの「成長の壁」にぶつかる機会があり、
できない自分を受け止め、未来の成長をあきらめてくれない環境があり、
そして、いつも支えてくれる先輩たちがいます。
挑戦したいという気持ちを、次の一歩につなげられる環境があります。
もし少しでも「チャレンジしてみたい」と感じてくれたなら、
ぜひエントリーしてみてください。
一緒に働けることを楽しみにしています!