【初インド出張!】現地採用イベントの密着取材しました
Namaskara!(ナマスカラ/こんにちは!)
今回ダイバーシティ事業部(以下、DS)のブログ執筆を担当します、ミンソです!
DSでは、エンジニア採用に困っている日本企業様の悩みを解決するため、インド大学の新卒を紹介する「Yaaay Freshers」という人材マッチングサービスを提供しています。
しかし、他部署の方からしばしば次のような質問をいただきます。
「具体的にどんな仕事をしていますか?」
「どうやってインドエンジニアを採用しているんですか?」
「インドに行くんですか?」
まだまだYaaay Freshersの認知度が低いことに驚きました。
そして決意しました。
……Yaaay Freshersをもっと知ってもらおう!!!
そんな中、幸運にもインドへ出張し、現地採用イベントをアテンドする機会をいただきました!
現場の熱さと感動をぜひ皆さんでもお伝えしたく、このブログを書いている次第です( •̀ ω •́ )✧
それではLet’s GO!
インドの面接会場は、大学!?
面接者が直接会社まで行く日本とは異なり、インドでは企業が大学まで来て面接会を実施しています。
DSに異動して初めてこの事実を知った時には非常に驚きました。
Zenkenと提携を結んでいるいくつかのインド工科大学には、私たちが設立したJapan Career Centerがあり、日本企業様へ案内する時にはやりがいを感じます。
*Japan Career Centerとは?:週1でZenkenメンバーが常駐し、日本就職に興味を持っている在学生が相談のため利用できる窓口。
Yaaay Freshersが実施する採用イベントは、ベンガルールにある提携大学で開催します。
ベンガルールは、インドのシリコンバレーとも呼ばれていて、ハイテクIT企業やスタートアップが集中している都市です。
*「インドは不衛生な場所が多い、狂犬病がある、設備が整っていない」というイメージを持たれる方も多いですが、予想以上にきれいで暮らしやすかったので驚きました!
採用イベント直前、学生たちの過ごし方は?
イベント当日の朝、学生たちの待機室に入ってみました!
同じ大学の友達と雑談しながら緊張をほぐしている学生、
待機室外を回りながら緊張をほぐしている学生、
面接で話したいことを呟いている学生etc……。
それぞれ集中していて忙しそうに見えますが、私が挨拶すると元気な声で「おはようございます!」と返してくれたのがとても微笑ましかったです?
基本的に学生たちは日本語は話せませんが、この日のために頑張って日本語で自己紹介ができるくらいまで勉強しています!
この前出会った学生は、すでにJLPT(日本語能力試験)N5レベルのテストに合格した学生でした。
英語を使わず私と日本語で会話もできるくらいで、本当に驚きました!
年々とインド学生たちの日本に対しての興味が高まっていることを実感でき、同じく日本で働いている外国人として、いつも私は嬉しくありがたい気持ちです✨
ドキドキ!企業様と学生との初対面&会社説明会
日本企業と面接者の初めての出会いの瞬間です!
学生たちは事前に企業情報を調べていますが、企業様から直接メッセージを伝えることで面接への学生たちのモチベーションアップにもつながります。
また、後半にある学生からの質疑応答時間では、インド学生の熱い情熱を感じます。
質疑応答時間にたびたび沈黙がある日本の会社説明会とは異なり、インドの学生は一人が何度も質問したりむしろ時間が足りないくらい、学生たちの企業への興味が高いと実感できます!
いよいよ決戦の瞬間!面接に言葉の壁は関係ない!?
いよいよ学生たちが自分の良さを企業へ思いっきりアピールできる瞬間です!
まだ日本語が話せない学生のため、オンライン参加の通訳者がお互いの話を通訳してくれます。
多くの企業様から「英語では人柄を判断できないのでは?」とご意見をいただきますが、実は英語でも人柄は十分に判断ができるんです!
これまで採用イベントをアテンドしてきた私が学生の人柄を感じる瞬間は、
・企業担当者とアイコンタクトをしながら話を聞く
・面接室への出入りの際にしっかり挨拶をする
・長い話を短く区切るなど通訳者への配慮が見える
・企業担当者へ逆質問をするなどコミュニケーションが取れている
など。
非言語的な要素からも充分人柄は伝わるものです。
ランチはほぼ100%カレーだが、いつも美味しい!
長い間続く面接の中、ランチ時間になると大学で食事を用意してくれます。
ほぼ100%カレーですが(笑)
しかし、カレーにもたくさんの種類があり、味も様々で、飽きることがありません!
*私の好きなものはパニールが入ったカレーです。
パニールはチーズの種類の1つで、日本の豆腐のような柔らかさがあり、食べるたびにどこかほっとする味わいです。
ランチの際には大学の就職課担当者と一緒に食べるので、その時間でインドの気になることやインド大学のことも聞くことができます。
次回面接で有効活用できる知識を得るチャンスにもなるでしょう。
悲しみと喜びが交差する、内定が決まる瞬間……
実は、インド採用には当日1日で結果発表を行うルールがあります。
世界で一番人口数が多いインドは就職難という課題を抱えているため、学生を長い間待たせず、スピーディに就活を進められるような仕組みがあります。
この瞬間は、採用イベントの1日の中で私が一番好きな瞬間でもあります。
内定をもらった学生のハッピーな笑顔を見ると、この場をアテンドして良かったとやりがいを感じます。
一方、もちろん落ちた学生もいるわけですが、この学生たちの情熱が本当に好きです。
ただ落ち込むのではなく、当日の面接に対してフィードバックを求め、次回どう改善すればよいのか考えている姿勢が印象的です。
前向きな学生たちと接するのはとても嬉しく、また次回他の採用イベントで出会い、彼らが内定を獲得した瞬間には心から喜びと感動があります!✨
いつも企業様にインド学生の印象を聞くと、「真面目」「純粋」「情熱」というキーワードが多く出てきます。
現場で学生の話している姿を目にすれば、その熱さがありありと伝わってきますので、ぜひ多くの方にインド学生の魅力を直接目で確かめていただきたいです!
番外:内定者の日本語教育卒業式
今回私がインドに駐在した期間中、去年の内定者の日本語教育の卒業式に参加させていただきました!
*初めてインドの伝統衣装であるサリーを着ました♡
採用イベントで内定をもらった内定者は、入社するまでの約1年~1年半の間、Zenkenが提供する日本語教育を受けます。
面接会では全く日本語が話せなかった学生が、卒業式では日本語を流暢に話せるようになっていたのを目撃し、本当に感動していました。
特に、自分が担当した企業の内定者が卒業式で優秀賞をもらう瞬間は、ものすごいやりがいを感じました!
この日、ある日本語の先生のコメントに感動を受けました。
「生成AIが発展している今、AIを使って言語を学ぶことは十分にできますが、
心がこもった学習は、人間にしかできない」
この言葉に納得できたのは、学生たちの先生へ対しての尊敬がこもったメッセージを聞いたからです。
先生に心から感謝していて、楽しく勉強していたこと、先生が大好きな学生たちの本音が伝わりました。
人にしかできない心のこもった学習を、今後より多くの学生たちが経験できることを祈っています!
今回のインド出張は、
念願の日本就職が決まる感動の瞬間と、
長い間頑張って日本語勉強してきた内定者の新たな旅立ちの瞬間を、
どちらも目撃する貴重な機会となりました!
この記事をお読みいただいた皆さんが、
「Yaaay Freshersはこういう流れで採用しているのか!」と理解してくださったら嬉しいです!
また次に皆さんが面白いと思えるようなテーマを持ってきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!