一人前のフロントエンジニアを目指せ!これからが勝負~新卒2年目の日常~
こんにちは。
バリューイノベーション事業部(以下VI事業部)に所属している18卒のソウです。
あっという間に、入社から丸2年になります。
前回執筆した記事では、新卒1年目の時に失敗したことをまとめましたが、今回は社会人2年目で私が感じたことを振り返ってみたいと思います。
私が今やっていること
2019年4月より、PRマーケティング事業部(以下PRマーケ)から今所属しているVI事業部の制作部門に異動しました。
VI制作は案件や職種によって、いくつのセクションに分かれていて、私が働いているのはコーディングを専門に担当するチームです。デザイナーの方がデザインしたページをHTMLやCSSなどの言語で形にする仕事をしています。
新卒1年目では、コーディングの基礎知識を勉強して、英会話スクールリンゲージ等の語学部門の関連サイトの改修、ブログ更新などの業務を行っていました。
本格的にコーディングの仕事をするようになったのは、VI制作に異動してからです。
最近、部署の中でWEBサイトの各パーツを気軽に選択・編集ができるようにする、部署内オリジナルのCMSを作るプロジェクトが動きだしました。
この社内CMS用のパーツやテンプレートを作り、サイト制作をより幅広くしていくのも私の業務のひとつです。
▲こんな感じで予定を立てながら進めています
2年目で学んだこと
異動にあわせて業務が変わり、新しい環境で経験を重ね、気付いたことがたくさんあります。
1年目の時、社会人としてまだまだ新米で、たくさん失敗しました。そこから学んだ大事なことを前回のブログで書きました。
2年目では、日々の仕事から、「QCD」「報連相」「チーム意識」という3つの大切なことを学んだので、それぞれでどんな出来事があったのか紹介します。
1 QCD(品質、コスト、納期)
▲納期を守るために、このように毎日のスケジュールを立っています。
この画像のように、WEBサイト(案件)ごとに制作の日程が決められています。
コーディングの開始日、テスト的にサーバにアップする日、完成日…などなど。
当たり前ですが、自分が担当する業務をスケジュール通りに完了しないといけません。
同時に複数の案件を並行して進めるのは日常茶飯事です。
常に納期が迫られている中で、構築したサイトの品質を担保しながら、完成度の高いものを求められます。そこで大事になってくるのがQCDです。
品質、コスト、納期という三つの要素の中で、最低限守らないといけないものは納期です。
「納期内で完成しないと、自分に対する信用を落とすことになって、他の方から仕事の依頼をいただくこともなくなってしまいますよ」と当時のメンターであるウジンさんから真剣に教えていただきました。
しかしその頃はスキルや経験不足から、他の方よりもひとつの仕事に何倍もの時間もかかっていました。
納期内で提出するために、いろいろ工夫をしました。
例えば、コーディングをする時はWEBサイト全体をいくつかのパーツに分けて考え、一つのパーツを完成させるのにかかった時間をメモします。
一つのパーツに対してどのくらいかかったのか、あと何パーセントで完成できそうなのか。そういう案件進捗の状況を数字化すると、自分のスキルや作業ペースが一目瞭然になるのです。
納期内で完成できるように、時間をどうやって配分するのか、事前に対策を練ることができます。
しかし、最近、納期より品質の方が課題だと感じています。
納期内で提出しても、他の方からチェックしてもらった時にコーディング漏れや修正点が多く出てしまうこともあります。そうすると納期は守れても品質の悪いものは結局修正対応に余計時間がかかってしまうんです。
納期と品質のバランスをとるのは、まだ難しいと感じています。
しかし、念頭にあるというだけで、納期や品質に対して注意ができるので、腕を磨くためにもっと勉強したいと思えるんです。
2 報連相
新卒1年目では、報告しない、連絡が遅い、相談せずに自己判断してしまうなどたくさんのミスが起こしてしまいました。
だからこそ2年目では報連相の大事さを理解していますし、使いこなせば自分を楽にしてくれると知りました。
WEBサイトを決められた日に公開するために、案件の進捗を常に報告しないといけません。
他の方の仕事にも関わってくるため、どこまで進んだのか、あとどのくらいで完成できるのか、常に情報を共有する必要があります。
報連相は進捗の共有以外のところでも非常に重要です。
コーディングの仕事は一人で完結できるものではありません。ざっくりいうと、以下のような流れになります。
1.デザイナーの方からデザインデータが届く
↓
2.データ通りにコーディング
↓
3.コーディングされたサイトを他のメンバーがチェックし、修正が必要な部分があれば指示書を作成
↓
4.指示書・要望に応じて、コーディング修正を行う
↓
5.最終チェックで問題なければ完成
他の方がコーディングしたWEBサイトのチェックと修正指示書の作成をしたことがありますが、その時は何度か修正指示を出しました。
デザインデータを見るだけでは、デザイナーの方の意図を全部理解することは難しいです。
しかし、事前にデザイナーの方に確認や相談をすれば、修正のやり取りが減って、お互いにスムーズに進めることができます。
逆の立場から考えてみると、自分がコーディングの担当の場合、事前に報連相をしないと、ほかの方にどれほど迷惑を与えるのか、よくわかりました。
報連相が意識できるようになってから、周囲の方を安心させることもできるし、自分も不安が無く、仕事が非常に楽しくなりました。
3 チーム意識
VI制作に異動した一週目、WEBサイトの修正という仕事を任せていただきました。
せっかくの仕事なので、必ず要望通りに完成させようと思いましたが、大体30分以内で完成できるものだったのに、スキル不足で、2時間もかかってしまいました。
結果、デザイナーの方、ディレクターの方のスケジュールも乱れてしまいました。
その時、ウジンさんから言っていただいたのは、こんな言葉でした。
「これは、ソウさんだけの案件ではありませんよ」
自分に任せてもらった仕事ですから、他の方を頼ることは非常に悔しくて、みっともないと私は思いました。しかし、この「プライド」のせいで、時間がかかってしまっていることを周りに相談することができなかったのです。
「悩んだ時に10分以内で解決できないなら、他の方に聞いたり、ヘルプサインを出したりしてください」
時間をかけても解決できなかった時の対応方法について、ウジンさんからこのようにアドバイスの言葉もらいました。
今、担当する案件の中で、納期も迫っているけどどうしても時間がかかりそうだと察知したら、必ずウジンさんの言葉を思い出します。そして、相談をします。
他の案件でも、自分のスキル不足でどうしても時間がかかり、納期も迫っていた時、チームのメンバーに相談したところ、手を貸してくださり、無事に納期内に提出することができました。
逆に、私が他の方のヘルプをすることもありました。
無事に納期内で完成した際には相手から「本当に助かりました」と感謝の言葉をかけていただくこともあって、それが胸に響いて、感謝されることって本当に嬉しいと思いました。
その時、チームってこういうことか、と非常に感動したんです。
報連相のお話でも書いた通り、一人で仕事をしているわけではありません。相談できる先輩、チームのメンバーはたくさんいます。
助けてもらうこともあれば、助けることもあって、そうして支え合えるチームだからこそ、一緒にサイトを作り上げている意識を持つことできていると思います。
最後に
入社してからの2年、学んだことは数知れません。
実際の仕事で実践してみると、最初は上手くいかないこともありました。
学んだことより、失敗したことの方が多いかもしれません。
経験、スキルも、自分が追い求める地点までまだまだ足りません。でも、諦めてはいません。
経験にしても、スキルにしても、少しずつ重ねていくことで、必ず上達できると思います。
私は今年の個人目標を「スキルアップ」と設定しました。
もっと仕事の範囲を増やすために、より高いスキルが必要です。
まだまだ足りません。ここからが勝負!