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1ヶ月半で“声をカタチに”―新卒3年目でPMに抜擢!?新サービス立ち上げ物語

この記事を書いた人
I.布施屋

皆さんこんにちは!
グローバルニッチトップ事業部 運用 CP課の布施屋です。

今回は、入社3年目の私が初めてプロジェクトマネージャー(以下PM)を任され、
1ヶ月半で「エビデンスセールスアシスタント」という新サービスを立ち上げて、受注から運用するまでのリアルな体験談をお届けします。
右も左も分からない中で駆け抜けた、立ち上げ秘話をぜひお楽しみください!

エビデンスセールスアシスタントとは?

活用されずに埋もれてしまっている「お客様の声」や「導入事例」といった
” 企業の眠れる資産 ”を可視化し、営業成果の最大化を支援するメディア。


< 様々な活用シーン >

・ホワイトペーパーとして配布
・商談時に営業資料として見せる
・テレアポ時に興味付けとして活用
・アポイントメールに添付 など

インバウンド営業だけでなく、
アウトバウンド営業にも活用可能!

立ち上げのきっかけ

立ち上げの背景

Zenkenが展開する戦略的コンテンツマーケティング(以下、戦コン)は、
製造業・SaaS・士業・コンサル・教育・医療・不動産など、幅広い業界の企業様にご導入いただいています。

なかでも、BtoB(企業間取引)領域で事業を展開する企業からは、
導入担当者の意思決定を後押しし、売上拡大を支援する有効な手法として高い評価を獲得
戦コンだけでなく、売上拡大のコンサルティングをさせていただくケースも増えてきました。

着目したのは…「お客様の声」という最高の資産

BtoB商材は高単価であることが多く、導入までには、担当者による予算確保や社内稟議といった
様々な意思決定のプロセスをクリアしてやっと受注できます。

こうした商談構造を踏まえると、
これまでの経営の中で積み重ねてきた「お客様の声=実績」こそが、
最も信頼されるマーケティング資産の一つであることは間違いありません!

実際に、稟議申請をする段階で担当者が重視する情報として「実績」を挙げるデータも存在します。

引用元:https://webtan.impress.co.jp/e/2024/07/10/47224

「重要性を理解しつつも、うまく活用できない…」を解決!

この「実績」という“信頼の証”を戦略的に活用できれば、
導入検討者に「今、導入すべきはこの製品だ!」と導入への納得感をより高められるはずです。

しかし現実には、企業サイトでの紹介が「写真と一言コメントだけ」といった、
シンプルな表現にとどまっているケースが少なくありません。

本当は導入事例やお客様の声をもっと活用したい――
そう感じていても、
「どうやって取材すればいいのか分からない…」
「掲載ページをつくる人がいない…」
「リソースが足りず、いつも後回しになってしまう…」
そんな悩みを抱える企業が多いことが分かってきました。

実際、お客様から寄せられた貴重なお喜びの声が、
活用されないまま眠ってしまっている企業も存在します。

それならば、
もっと手軽に、もっと早く、しかもコストを抑えて
「お客様の声」を“成果につながる資産”へと変える仕組みを、Zenkenが提供しよう――。

そんな想いから立ち上がったのが、「エビデンスセールスアシスタント」です。

布施屋

この時点では、「エビデンスセールスアシスタント」の枠組みも
開発手順もコストも何も決まっていません。

「まずは動いて、どんどん形にしていこう!」という勢いで
小さなプロジェクトチームが立ち上がりました。

プロジェクトマネージャーに抜擢

PMに選ばれた理由

入社から約2年間、戦略的コンテンツマーケティングの運用担当として、
さまざまな業界のメディア運用に携わり、公式サイトのSEO対策やコンテンツ運用も経験。
さらに、AI部門では最新のAI技術を活用し、業務効率化や仕組み化にも取り組んできた私。

そうした経験を評価いただき、
今回、エビデンスセールスアシスタントを最短かつ高いクオリティで実現するために、
PMとして本企画をリードすることとなりました。

最強すぎるプロジェクトメンバーたち

プロジェクトチームは、
Zenkenのクリエイティブを統括&進化させ続ける、K部長
マーケティングのスペシャリストである、Jシニアマネージャー
クリエイティブの達人、A主任
メディア運用・SEOの巨匠、T主任

・・・そして、一般社員である私。

新しいことに挑戦するのが好きな私でも
さすがに、嬉しさより緊張のほうが強かったのを覚えています笑

いよいよ、プロジェクトがスタート!

「やるべきこと」と「担当者」を明確にする

チームが発足して最初に取り組んだのは、
やるべきタスクの洗い出しと、それぞれの担当者の決定でした。

「このプロジェクトで、何が必要になるのか?」最初は手探り状態のなか、
GPTと壁打ちをしたり、上司に相談したりしながら、ひとつずつ洗い出していきました。
そしてタスクが見えてきたら、次は担当者のアサインへ。
でもこのタイミングで、見落としていたタスクが新たに出てくる…なんてことも当然ありました。

正解がない環境。誰も“これが答え”を持っていないからこそ、
プロジェクトを迷走させないために、自分が旗を振って前に進めるしかない。
そう覚悟を決めて、週1回の全体ミーティングや日々のやり取りの中で、
「分からないことは素直に聞きに行く」姿勢を大切にしました。

学び:「共通認識」を持つ大切さ

最初のうちは、「ミーティングでブレストしながら決めていけばいいか」と考え、
自分のアイデアだけを用意して会議に臨んでいました。

けれど上司に、
「プロジェクトを形にするには、全員で共通認識を持つことが大切。」
「そのためには、わかりやすい資料が必要だよ。」
という指摘をいただき、自分の“準備不足”と“伝える力の弱さ”に気づかされました。

そして、ミーティングは意見を出し合う場ではなく、
“出た意見をもとに形にする場”であるべきだった、と気付いたのです。

そこからは、
・必ず全員が確認できる資料を事前に用意すること
・少しでも疑問が浮かんだら、必ずお互いの認識をすり合わせること を徹底。

ミーティングで全員を集める前に、朝少しだけお時間を頂いて個々のメンバーとすり合わせをしたり、進捗状況を確認したり、アドバイスを頂いたり。
フットワークの軽さを意識しながら、一歩ずつプロジェクトを前に進めていきました。

サービスの大枠を決める

次は「エビデンスセールスアシスタントをどんな形にするか」を決めていきました。

アイデアを出し合いながら、
「アンケートをベースにした、テキストメインの記事プラン」
「しっかりと取材を行い、オリジナル画像+記事プラン」
「視覚的な訴求力を高められる、オリジナル動画+記事プラン」など、
複数の選択肢を洗い出し、チームで検討を重ねました。

そのうえで、各プランの実現性・訴求力・運用面での拡張性を多角的に評価した結果、
最も成果につながる可能性が高く、長期的な活用にも適していると判断したのが、
「オリジナル動画+記事」形式を軸にした構成でした。

学び:複数のプランから、ひとつに「決める」

PMとして大切な仕事の一つは、
数ある選択肢の中から実行すべきプランを見極め、プロジェクトを前進させることです。
もちろん独断で決めるのではなく、チームでそれぞれのメリットやデメリットを話し合いながら
結論を出す必要があります。

今回であれば、
画像だけでは、運用面での改善余地が限られてしまいますし、
一方でテキストのみでは、読者の関心を引く初期インパクトに欠ける傾向があります。

その点、実際に取材して得たリアルな写真や動画にテキストを組み合わせることができれば、
読者の関心を惹きつけやすく、「本当にお客様が満足してくださっている」というリアリティ
温度感がより効果的に伝わります。
さらに、テキスト部分は後からの加筆・修正がしやすいため、
成果の最大化に向けた改善サイクルも回しやすくなります。

こうした観点で、運用・発展性を見据えると、
「オリジナル動画+記事」形式こそが実行すべき最適なプランだという結論に至ったのです。

この経験を経て、言われた仕事をやるのではなく、
「目的を達成するためには何を実行すべきか?」という視点を学ぶことができました。

効率化と自動化へのチャレンジ

方向性が固まってからは、
いかに限られた期間の中で高いクオリティを出せるかが勝負でした。
そのために取り組んだのが、プロセスの徹底的な“見直し”と“効率化”です。

まず、プロジェクト全体の工程を大きなフロー図として整理し、
どこに時間や人的コストが集中しているのかを洗い出すことからスタートしました。
「手間がかかっている=価値が高い」ではなく、
本当に時間をかけるべき工程に、しっかり時間を使えるようにするための見える化です。

学び:AI技術の活用

そうやって全工程を見える化したうえで、
インタビュー音声の文字起こしや要約、記事構成のドラフトなど、
AIやツールで対応できる工程には積極的に自動化を導入

特に、AI技術の活用によって、
「一人の感覚や経験に依存しない、客観性のある視点」を取り入れられたことは大きな収穫でした。
初期の構成案をAIで生成することで、論理構造や切り口を多角的に見直すこともでき
結果的にチーム全体での議論や修正の質も高まりました。

こうした試行錯誤の結果、全体の作業工数は約30%削減
そのぶん、より丁寧な取材準備や原稿ブラッシュアップに時間をかけることができ、
限られたスケジュールの中でも、納得のいく仕上がりを目指すことができました。

効率化は、手間を省くことが目的ではなく、
“本当に価値を生み出せる工程に集中するための手段”である
――
そんな考え方で、制作プロセスを組み立てていきました。

ついに完成!クライアントへのお披露目会&公開

今回は、エビデンスセールスアシスタントのメディアを公開する前に
クライアントに仕上がりをご確認いただく完成お披露目会を実施しました。

完成お披露目会を開催した顧客担当からは、
お客様も仕上がりに大変ご満足くださり、
「ぜひこのメディアを、この検索キーワードで1ページ目に載せたい!」という
期待のこもったご要望もいただけたと共有をもらいました。

他にも、第三者であるZenkenが取材に伺ったことで、
普段聞くことができなかったお喜びの声や、営業担当のフォローアップへの満足度といった
「お客様の本音」を収集できたことにもお喜びを頂きました。

制作において、K部長をはじめとする役職者・エンジニア・撮影・インタビュー担当はもちろん、
クライアントやそのお客様など、社内外の様々な方が協力してくださって
やっと完成したメディアでしたので、その一言を聞けて心からほっとしたとともに、
ご期待いただいているからこそ、運用でしっかりと成果につなげなければ
改めて気合が入りました。

布施屋

クライアントと密に連携してくださっている顧客担当の方の
信頼関係の構築力には本当に頭が下がります。

Fマネージャー、いつもありがとうございます!

当初の戦略が大当たり!

企画段階から仕込んでいた戦略がしっかりと身を結び、
なんと公開から3週間で、狙っていた検索キーワードにおいて、10位を獲得
クライアントから熱望いただいていた目標をスピーディーに達成することができました。

そこから更に成果を出すべく運用で細かい調整や改修を行ったところ、
現在(記事執筆時点)では、最も狙っていたキーワードで1位を獲得

それに伴って、閲覧数もしっかりと伸びてきており、
クライアントも大変お喜びくださっています✨

学び:成果を出せた3つの理由

今回の結果にたどり着けたのは、
決して私個人の力ではなく、関わってくださったすべての方のおかげです。

もし私が一人で抱え込んでいたら、今回のような成果は出せなかったはず。
「分からないことは素直に聞く」「みんなに助けてもらう」「全体を見える化する」
この3つを徹底的に実行したからこそ、成果を出せたのだと思います。

更なる成果創出のために、これからもクライアントやチームと協力しながら、
エビデンスセールスアシスタントの可能性を広げていきます!

さいごに

PMを担当してどうだったか?

プロジェクトマネージャーという役割を初めて経験して、多くの学びがありました。

最初は「自分にできるのか?」という不安もありましたが、
実際に動いてみて感じたのは、チームを巻き込みながら新しいものを形にしていく面白さでした。

自分が最年少という立場で進行したり、うまく伝わらず認識にズレが生まれたりと、うまくいかないこともありました。でもそのたびに周囲に相談しながら前に進めたことで、
一人では出せない成果も、チームでなら達成できるいう実感を持つことができました。

特に、「エビデンスセールスアシスタント」の“形”が見え始めたときのワクワク感や、
最終的に目標を達成し、クライアントにも喜んでいただけた瞬間の達成感は格別でした。

この経験を通じて、
「状況を整理して伝える力」「素直に周囲を頼ることの大切さ」を身をもって学べたと思います。

新規事業に携わりたい人は、Zenkenへ!

もし「新しいサービス・事業の立ち上げに関わってみたい」という気持ちが少しでもあるなら、
Zenkenはその想いを実現できる環境です。

年次や役職に関係なく、挑戦のチャンスがあること、
そして挑戦を後押ししてくれる仲間や上司がいること。
この2つは、実際に働いていて強く感じる魅力です。

もちろん、不安や壁にぶつかることもあります。
でも、その先にある成長ややりがいは本当に大きいと感じています。

チームで目標を達成する喜びを一緒に味わいたい方、ぜひZenkenでお待ちしています!

以上、布施屋でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回ご紹介した「エビデンスセールスアシスタントについて詳しく知りたい方は、
Zenken株式会社(GNT事業部)まで、お気軽にお問い合わせください!

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