那覇へ移住したい方へ伝えたい5つのこと
ハイタイ!沖縄オフィスの梅田です。
2015年2月に沖縄県那覇市に移住してから、約1年が経とうとしています。
最近、沖縄県内に続々と立地するIT企業・Web会社が増えて、Webのお仕事で沖縄に移住したい方も増えているそうです。そんな方々のために、簡単ではございますが、自分の経験などをまとめさせていただきました。お役にたてば幸いです!
1.移住して驚いたこと
しましょうね
移住してまもなくの事。生活用品を買いに行ったお店で「ポイントちょっと多めに押しましょうね」と言われ、頭にハテナマークが浮かびました。東京が長い自分は、「○○しましょう」と言われたら、「一緒に○○やりましょう」または「○○やってください」という意味に受け取るのですが(例:「月末までに絶対目標を達成しましょう!」)、この「~しましょうね」は沖縄の方言で、「私が○○します」を丁寧に言っているのです。つまり「ポイントちょっと多めに押しておきますね」の意。
最近はすっかり染まってきて、東京オフィスと電話している時も「あ、これ(私が)やっておきましょうね」とか言ってしまうようになりました(笑)
沖縄ローカルTVCM
沖縄独自のTVCMが新鮮で、見ていて楽しいです。東京でCMというと、大手企業が莫大な広告費をかけて出していますが、こちらは○○商店とか、身近なお店がちょっとしたセール情報などを出しており、地域に根差した広告という印象があります。最近は、ご近所の同業企業のいえらぶ琉球さんもシュールなCMを出されていて、テレビの前で「うおーっスゲーッ」と思いました。当社もいつかは県民のみなさんへアプローチしていきたいものです。
風が強い
年中、なにかしら風が吹いている土地です。朝、髪をセットしてもバッサバサになるので、神経質なひとは大変かもしれません。新宿副都心のビル風もなかなか強いですが、こちらはずーっと・いつでも吹いているという点がとても新鮮。台風の季節はいわずもがな全国放送でも映像が流れますが、ハンパない強さの暴風が数日にわたって吹き荒れます。
24時間営業の定食屋
沖縄料理が気軽に食べられる定食屋さんが24時間営業でやってます(私の生命線です)。中で働いているのは、なんと全員オバチャン。「沖縄の女性は働き者」という話はよく聞くのですが、心から頷ける一方、深夜に変なお客さんが来たりして大変じゃないのかしらと心配になります。
猫がひとなつっこい
猫嫌いの方には、あらかじめ知っていただきたい情報なので加えておきます。那覇には野良猫がそこらじゅうにいます。多くの猫が人慣れしていて、目が合うとにゃあにゃあ足元にすり寄ってきます。どうですか、おそろしいでしょう。猫たちの狙いはおそらく、手から下げているビニール袋です。えさがもらえると思い込んでいます。なるべくカサカサ言わさずに通り過ぎると良いでしょう。私?めっちゃカサカサ言わしながら近寄りますけどね。
2.持ってきて・買って良かったもの
薄手の上着(Gジャン、トレンチコートなど)
東京では春と秋の短いシーズンしか着られませんが、那覇の冬は東京の秋ぐらいの気温なので、薄手のコートをずっと着られます。お気に入りのアウターを長く着られるのでウキウキします。ただ、この薄手の上着は、2年目以降はさむく感じるかもしれません。先輩移住者によると、身体がだんだん暑さに慣れ冬に弱い仕様になっていくらしく、東京での秋ぐらいの気温でもダウンジャケットを着だしたりするとの事です。なので、冬のコートも処分しない方がよいでしょう。
雨がっぱ
むかしハイキングをした時に買っておいた、ちょっと上等な雨がっぱが、那覇生活で大活躍しました。ジャンバーとズボンに分かれているものが良いです。台風が近づいているときの出勤に、傘はまったく役に立ちません。役に立たないどころか、凶器になりかねない代物です。風が強すぎて。
除湿器
一年中風が吹くぶん、さわやかな気候かと思いきや、沖縄は湿気大国です。海が近いせいだそうなのですが、とくに梅雨の季節は身体中にまとわりつくような湿気で息苦しいほど。この時期はとにかく洗濯物が乾かないので、除湿器は必須です!
3.逆に要らなかったもの
自転車
那覇市内は坂がとても多くて、自転車での遠出は難しいです。近所なら歩いた方がラクですし…。また、一年の4分の3は暑い!日中に自転車なんて漕いだ日には、日焼け・熱射病コースへまっしぐらです。さらに、海が近いのでさびやすく、メンテナンスコストが高いので、振り返ると要らなかったなーと思います。
ブルーレイDVDレコーダー
「沖縄は、東京にくらべると娯楽がないからヒマになる」と何かで読んだ事を真に受けて、家の生活を充実させようと購入しましたが、実際に起動したのは3回きり。沖縄オフィスの立ち上げで働きまくってましたので、おかげさまでヒマと感じる時が全くありませんでした。那覇への移住の目的がお仕事ならば、家の中を充実させるのは、お仕事が落ち着かれる2年目以降の方がよろしいかと思います。
4.生活のうえで困ったこと
バス
車がない自分のばあい、移動手段はゆいレールかバスになるのですが、沖縄独自の地名が多くて読めず、行きたい場所につながるバスが一体どれなのかよく混乱していました(もともと地図が読めない女という点も、この混乱に拍車をかけていると思いますが)なお、目当てのバスがいつ自分のバス停に到着するのかリアルタイムでわかる「バスなび沖縄」というアプリを知ってからは、いくらか心を落ち着けて乗れるようになりました。
クリーニング屋
私はゆいレール県庁前駅の北側で暮らしていますが、探し方がヘタなのか、近所にクリーニング屋さんが見つかりませんでした。
Googleマップではいくつか表示されるのですが、実際に行ってみると閉まっていたりして、ネットの情報があてにならない(しょんぼり)。大抵のものは自分でアクロンするようになりました。ネットの宅配クリーニングなども検討するとよいでしょう。
歯医者
多すぎる…!那覇市の歯医者、コンビニよりも多いのではないかと思います。人は選択肢が多すぎると選べなくなるものです。けっきょくこの1年通えずじまい(いや、歯医者に行きたくない言い訳なだけなのですが)
5.移住して良かったこと
天気が良い日を選んで観光にいける
東京から沖縄に観光旅行しようとすると、だいぶ一大事ですが、移住すれば、思いついた日に気軽に那覇観光へ出かけられます。また、泊港からフェリーで離島へも行けるので、この世の絶景が手に届くところにあります。とはいえ生活に慣れてくると、だんだんそのありがたみを忘れてしまうという…、贅沢!
性格が明るくなった(本人比)
年間平均気温が東京より8度ほど高い気候のせいか、自分で言うのもなんですが、ちょっと明るい人間になれたと思います。また、パキッとした、濃く青い南国の空の下にいると、しぜんと明るい色の服を着たくなる不思議。明るくなったというか、浮かれたというか。私のような地味なマジメ人間ほど、この心身の変化にとまどうことでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ここまで読んで、「沖縄で働きたい!」という思いがますます明確になってきたという方、当社沖縄オフィスでは今年、総勢70名を目指して絶賛採用活動中ですので、遠方の方もお気軽にご相談ください!
エントリーはこちら⇒全研本社 沖縄オフィス 新卒・中途募集要項
ご相談はこちら⇒okinawa@zenken.co.jp
移住して良かったこと、にもつながりますが、私のばあいは
沖縄に来なければ出会う事ができなかった人と、
たくさん会えた事が財産です。
沖縄オフィスで一緒に働いてきたメンバー、お世話になっているビルの管理会社の方、社労士事務所の方、ご近所の企業さん、など、真摯に接してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
なぜ最後にこんなしめっぽいことを書きだしたかというと…。私は1月いっぱいで沖縄を離れ、東京に戻る事になったのです。後ろ髪をひかれまくるほど大好きな沖縄を離れるのはとても寂しいですが、ここでたくさんいただいたエネルギーを糧に、また東京でバリバリ働きたいと思います!
それではみなさん、さようなら。