「中の下採用」の私がどうしても這い上がりたい理由~新卒1年目の日常~
はじめまして!
24卒の奥本と申します。
ヒューマンキャピタル事業部(以下、HC)に所属し、現職社員の口コミサイト「VOiCE」を通じて、「会社選びをマシからマジへ」という世界観を実現すべく、日々営業活動をしています。
この記事では、これまでの私の生い立ちから学んだこと、そしてZenkenでどうしても頑張りたい理由についてお話しさせていただきます。
「中の下採用」とは?~Zenkenとの出会い~
Zenkenとの出会いは、私がアメリカの大学に通っていた時のことです。
アメリカから一時帰国中の夏休みに本格的な就職活動を始め、最初に参加したのが「東京キャリアフォーラム」という留学生向けのイベントでした。そこで、Zenkenと出会いました。
最初の説明会では、「この会社、何してるんだろう?」というのが正直な印象でした。
しかし、オンライン説明会に参加するたびに、Zenkenの文化である「嘘をつかない」「好奇心旺盛」「成長意欲がある」「チャレンジを続ける」といった価値観、そしてそれを体現している社員にどんどん心惹かれていきました。
ついに面接に進むことになったのですが、驚いたことにその相手は取締役!
最初は人事とのカジュアルな面談だと思っていたので、かなり驚いたのを覚えています。
さらに衝撃的だったのは、面接の終盤。
松島取締役から放たれた一言が私の心に深く残っています。
以下、回想です(笑)
松島取締役:「う~ん、もったいないよね。即戦力…ではないな。中の下くらいかな~」
私:「(あぁ、これは落ちたな…)」
(上記発言から3秒後)
松島取締役:「うん、内定出すよ」
私:「!?!?」
以上、回想終了!
あまりにも予想外の展開に驚きましたが、この一言が私にとって、自分を深く見つめ直すきっかけとなりました。
この言葉に込められた真意について、私のこれまでの経験を振り返りながらお話しします。
日本の大学生活で見えた私の意志の弱さ
私は幼い頃から「人の役に立つ仕事に就きたい」という思いがあり、父が警察官だったこともあって、自分も警察官になるだろうと直感的に感じていました。
中学生の頃から剣道を始め、大学では国際関係を学びました。
急速に進むグローバル化の中で、日本を守るには多言語習得と異文化理解が重要だと考えていたからです。
しかし、大学生活は次第に「人生の夏休み」と化してしまいました…。
剣道は続けていたものの、授業はこなすだけで、毎日友達と遊んだり、徹夜でおしゃべりをする日々が続きました。
そんな私を変えたのが、フィリピンでのボランティア活動でした。
- ゴミが漂う街
- 物乞いをする子供たち
- 雑居ビルから私たちを見つめる人々
- ゴミの中から食べ物を探す兄弟
- 痩せ細った野良犬
- 裸足で遊ぶ子供たち
……このスラム街の光景を目にして、彼らにとっての「当たり前」が、私たちとは全く異なることに強烈なショックを受けました。
雨風をしのげる家があること、ご飯が食べられること、教育を受けられること、夢を持てる環境があることが、いかに「当たり前」ではないかを実感しました。
同時に、何不自由なく大学に通わせてもらっていることへの感謝を忘れていたこと、そしてそんな恵まれた環境にいながらも何も行動していない自分の怠慢さに対して怒りが込み上げてきました。
「このままでは人間性が腐ってしまう」と感じた私は、敷かれたレールから外れ、自分の意志で将来の選択肢を広げるために海外(アメリカ)の大学へ進学することを決意しました。
まず環境を変えたい、環境を変えないと自分は変われないと感じた私は、あえて日本人が少ない田舎にある私立大学を選びました。
ペンシルベニア州にある私立大学に編入し、ずっと学んでみたかった心理学を専攻しました。
毎日23時近くまで図書館に籠り、10時間以上勉強する日々。
日本の大学時代とは全く違う生活が待っていました。
最初は英語に自信がなく、どうしても受け身になりがちでした。
発言することに躊躇し、悶々とする日々……。
でも、そんな時に支えてくれたのは、家族や友達やルームメイト、教授たちでした。
- 家族は時差のある中で私の弱音を受け止め、「できる」と励ましてくれました
- ルームメイトは毎日そばにいてくれて、いつも私の話を聞いてくれました
- 教授は緊張して馴染めない私を家に招き、「いつでも来ていいよ」と家族のように迎え入れてくれたり、「わからないことをわからない」と言うのは悪いことではないと教えてくれました
私をいつも見守り、支えてくれている方々がいたからこそ、無事に大学を卒業できたと感じています。
アメリカ生活を生き延びたことへの達成感と成長を感じた私ですが、振り返ってみると気づくことが数多くありました。
成長できた!!と思っていたが…
学生時代を振り返って気づいた自分の弱さと伸びしろ
振り返れば、たくさんの挑戦をして、毎日自分の弱さに気づきながら成長してきた大学生活だったと感じています。
しかし、そもそも「自分を変えるために環境を変えないと変われない」と決めつけていた私は、「環境や人に依存しやすく、受け身の姿勢」でいることに気づきました。
過酷なアメリカの生活を乗り越えてこれたのも、私の周囲の方の助けや支えがあったからだと感じています。
帰国をしてから、
次は自分から何かを与えられる人間になりたい!
そして、これまで支えてくれた人にたくさん恩返しをしたい!
そう強く思うようになりました。
松島取締役の言葉の真意
私の生い立ちを聞いた松島取締役が私を「中の下」と表現した真意は、
- 良くも悪くも周りの環境や人の影響を素直に受けるため、自分の持ち味を活かせていない
- 受け身の姿勢が成長の幅を狭めているためもったいない
- 今度は自分が与える側に人間になり、いつか恩返しをしなさい
というメッセージだったと捉えています。
そんな私の弱さを知りながらも内定を出してくださったのは、私に「自分を成長させるチャンス」を与えるためだと感じています。
だからこそ、なんとしても私を支えてくれている人達に感謝を形にしてお返ししたいし、自分が成長をすることで周囲に影響を与えられる人間になりたい!!と日々奮闘しています。
今の私~新規事業部配属後~
新規事業部に配属された私は、意気込みこそありますが、まだまだ「甘ちゃん」と言われる日々が続いています。
自分の弱さや伸びしろを毎日感じていますが、VOiCEチームの事業責任者である福田マネージャーやメンターを担当してくれた松下さんは私を見捨てず、いつも真剣に「個人の成長が事業の発展に繋がる」と信じて、接してくれています。
そんなVOiCEチームの本気さに私はいつも背中を押されています。
いずれ1人で成果を出せるように成長をし、成果という形で感謝を伝えていけるようになりたいです。
そして、周囲に良い影響を与えられる存在になりたいと思っています。
以上、24卒の奥本でした!