エンジニアの力試し・・・AI技術コンテストとは?
こんにちは。
人事広報の仁科です。
急に寒くなり、朝起きるのがつら~い季節になりましたね。私は朝、まずエアコンをつけて部屋が暖まるのを布団の中でまるまって待つ…というダメウーマンな日々を過ごしています。
エアコンと言えば、最新のエアコンはなんとAI搭載で、自動で温度を分析して、人が「暑い」「寒い」と感じる前に室内温度を調整してくれるらしいです。
そんな風に、生活の様々な場面に浸透しているAI技術。
今回の全研ブログでは、そんなAIに関する、全研本社の新しい取り組みについてご紹介いたします。
弊社には、半年に1度の新規事業企画提案会ZEROや、営業職の社員全員が競い合う営業コンテスト、テーマに沿って新規のデザインを提案するデザインアワードなど、様々なことにチャレンジできるチャンスが用意されています。
そんな弊社の取り組みに、「AI技術コンテスト」が仲間入りいたしました。
このコンテストを企画なさったのは、弊社が誇るエンジニア集団R&D事業部を率いる雨森次長。
なぜ今回のコンテストを企画立案するに至ったのか、雨森次長にお伺いしてみました。
▲AI技術者コンテスト主催 R&D事業部の雨森次長
コンテストの概要を教えてください
『AIを活用して、現在の業務に活かせるツールを開発する』
これがこのコンテストのテーマです。
今回のコンテストは、半年がかりの長期プロジェクトとなります。
AI技術といっても、これまで業務の中で取り組んできた分野ではないので、エントリー段階で知識がないことを前提としています。
今回のコンテストの目的は、大きくわけて3つあります。
1. 人工知能に関する技術・ナレッジを獲得すること
a. Pythonの習得
b. 機械学習の仕組みを知る
c. AIに関するライブラリを多く知る
2. 全研グループのソリューション活性化
売り上げ向上、コスト削減、顧客満足度向上、業務の効率化、競争力の強化
3. 新規ビジネスの創造
ビジネススキーム、マーケット、コストをクリアした新規ビジネスの創造
参加希望者には、上記を理解していただいた上でエントリーしてもらっています。
8月末までにエントリーを締め切り、ちょうど現在はAIについて勉強をしていただいている最中です。
その後、10月末に知能テストと企画出しをしてもらいます。
基礎の勉強が不足していると、この知能テストで不合格となる可能性も充分にあり得ます。
業務とは別に、新しい未知の分野の勉強を深めるというのは、楽しさもありますが大変なことです。この時点で不合格となった方に関しては、申し訳ないのですがコンテストへの参加権はなくなります。
本審査までに必死で勉強をして、構築をしても、それにばかり労力を使い、本業である業務に支障がでるようでは困るからです。
その後、12月末に中間報告、来年の3月に本審査(プレゼン)となります。
▲説明会の様子
8月に開催したエントリー前の説明会には、多くのメンバーが参加。
説明会には、エンジニア職の他に、コーダー、プログラマー、SEOアナリスト、WEBディレクターなど、様々な職種の社員が集まりました。
なぜAIというテーマを選ばれたのでしょうか?
世間でも「人工知能」と騒がれていますが、全研本社においても既存の業務にAI技術を導入することで、業務はもっと効率的になり、コストが削減され、質が高くなり、競争力の強化になると考えています。
そのためにAIの研究が必要で、本コンテストを開催することで、当社の技術力向上と次世代技術の獲得をしていこうと考えています。
R&D事業部の業務にも、今後AI開発を取り入れるご意向でしょうか?
開発プロジェクトがAIに適しているのであれば取り入れていきたいと考えています。
・・・と言いたいところですが、今現在AIが何に適しているのか調査中です。
そういう意味で、今回のコンテストでは、AIの特徴やポイントを掴むきっかけになればと思っています。
今回、エンジニア以外からも参加者がいますが、何かサポート体制はあるのでしょうか?
特にサポートはしていません(笑)。
書籍の紹介などはしましたが、みんな自由にプログラミング言語のPythonの勉強や、AIライブラリのTensorFlowを勉強しています。
誰かに言われて勉強するものではないので、各自がAIというテーマの中で、自由にナレッジをつければ良いと思います。
▲R&D事業部のメンバーが活用している書籍
参加者に、どんなことを期待していますか?
非エンジニアも参加しているので、エンジニア視点にはないような自由な発想をしてもらいたいと思っています。
第一の目的は参加者がAI技術を知ることです。
それぞれの部署で、AI技術を取り入れたら業務がどのように変わるか。それを普段から思考してもらいたいと思っています。
最後に
雨森次長、ありがとうございました!
私たちの業務にAIが取り入れられる日も近いかもしれないと思うと、私もわくわくしてきました。
新しい技術に、個人として前のめりに挑戦していくのは少しハードルが高いかもしれません。
しかし、今回のコンテストのように会社主体でそのきっかけが用意されるというのは素晴らしい取り組みだと感じました。
コンテストの本審査は来年3月。
どのような新しい企画が生まれるのか、楽しみですね♪
続報をお楽しみに!