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自身の課題の向き合い方と考え方

この記事を書いた人
S.北川

こんにちは!
バリューイノベーション事業部(以下VI)CSの北川です。

今回は、CS北川から「個人的な課題への向き合い方」について、紹介させていただきます。

しくじり先生みたいで恥ずかしい部分もあるのですが、「私のようなカッコつけマン達に響いたらうれしいな」というカッコつけと備忘録として書きました!

自分で書いていて恥ずかしくなるくらい、赤裸々な内容なのですが、この経験があったから今の自分がいる、ということをどうしても書きたかったので、思い当たる人にだけでも読んでいただけたら幸いです。

【追加】北川主任01

カッコつけていた時の自分の考え

私は今から約2年ほど前に、VI事業部制作からCSへと異動しました。
制作からCSに異動した当初、「右も左もわからない」「何もできない」という壁にぶつかり、非常に苦しみました。

制作ではクライアントの強みを打ち出すための調査から0から1を生み出し、ユーザーにクライアントの魅力を最大限伝えられるサイトを制作する仕事。

CSは、制作されたサイトの成果を出すために分析・改修をしてSEO戦略を立てて、実際の成果に繋げる仕事。

これまでやったことのない分析、論理的な戦略設計に苦戦し、チームを引っ張る立場の役職者でありながら足を引っ張っている……。

その事実をとにかく「ダサい」と感じ、自分の思い描いていた「仕事を早くこなしてチームを牽引する役職者」とのギャップに悩んでいました。

そんなある日、VI営業の松島次長から
「数で負けるな。経験がないことは、誰よりも多く行動するしかない」
とご助言いただきました。

「ほかの人が改修案を10考えるなら、100考えろ」と。

この言葉を受けた私は、チームメンバーに質問をしながら、誰よりも改修案の数をこなすことに集中しました。

数をこなしていくうちに、分析のコツや施策の立て方を少しずつ理解していきました。
部下からの相談にも答えられるようになり、「仕事ができるようになった」と勘違いを起こしていたのもちょうどこの時期です。

当時の私は、チームメンバーから相談をされても自分の中に明確な答えを持っていないため、自分の言葉で相手に説明できませんでした。
ただ、それ“らしい”返答をするだけ。
問題の本質的な解決に目を向けていないので、その場をやり過ごすだけで、問題を先延ばしにしていました。

ご指摘をいただいても「改善します」と口だけで終わってしまう。
思考ができていないので、具体的な行動まで落とし込めない。
今振り返ると、最悪の役職者でした。

私は理想と現実のギャップを把握する努力もせず、目の前のことをそれっぽくこなそうとしていただけでした。

しかし、そんな行動は周囲にもすぐに見透かされます。
無意識のうちに“カッコつけ風”の役職者になってしまっていました。
仕事ができた「つもり」になっていたのは、「答え合わせ」ができていなかったことが原因だとあとで知ることになります。

“カッコつけ風”から脱却しようと思った転機

CSを統括している安藤シニアマネージャーに、「あなたができていないのは“思考すること”と“自分の課題と向き合うこと”だ」とご指導をいただきました。

まずは自分の課題を理解する。
上辺だけで取り繕う言葉は、本当に意味がありません。

「仕事ができない人だ」と思われてしまう、「評価が下がってしまう」と悪い方向に考えてしまうことは誰しもあると思います。

ただ、できていないことをできていると嘘をつき、その後できていなかったことが判明した時のほうが信用も評価も落とします。
人から見れば、ただ自己保身のために嘘をついているだけだからです。

私はカッコつけたいから嘘をつく、という最悪の状況に陥りました。

そんな中で組織編制があり、新しいチームで仕事をすることになりました。
私は自分の課題を改善するため、上司の淺原マネージャーに業務終了後に今日考えたこととやったことを毎日報告するよう徹底しました。
フィードバックをいただき、そのうえで明日は何をするのか、という答え合わせを毎回行うようにしたのです。

当時のチーム内では、「月にどのくらい行動できるか」を数値化して達成目標としていました。
順位向上を実現するため、1キーワードごとに実装する施策をナレッジのある施策群と他社のやっていない施策群とに分けて、それぞれの施策本数を行動数としてカウントしていました。

他社がマネできないようなあらゆるチャネルの運用を全研で構築したり、各施策が連動することで相乗的に効果を高めたり、多くの施策を打ち手として持つことでクライアントに成果を提供する手段の増加が目的です。
※これは後から自分の言葉に落とし込んだだけで、当時は「とにかくやる!」としか考えられていませんでした。

ある時メンバーから、
「慎太郎リーダーはチームをどう考えているんですか?」
と聞かれて、ドキっとしたことを覚えています。

何も考えられていなかったことを誤魔化す言葉しか浮かばず、「このチームで全研のSEOを作りたい」と抽象的な言葉で答えてしまいました。

メンバーはそんなわかりきったことを聞きたかったのではなく、私が具体的に新しいSEO戦略を作るために何をすべきだと思っているのか、が知りたかったのだと思います。

上司からいただいた課題に対して、思考をし、具体的な行動に落とし込んでからメンバーに伝える。
そして、具体的な目標を掲げて、全員が目標に向かって走っていける環境を作るという中間管理職の仕事を何一つできていなかったのです。

振り返ると、淺原マネージャーには誰よりもお時間を頂戴したと思います。
「メンバーから目標について質問をいただいたので、こう答えました。」という中身のない報告をしても、「それはちゃんと自分の言葉で説明できていますか?」と何度も問い正してくださいました。

そんな浅原マネージャーの真摯な姿勢に、「どんなに部下がズレた考え方、ズレた行動をしても何度も向き合う役職者ってかっこいいな」、と学ばせていただきました。

それからは必ず相手に伝える前に、

自分の言葉にできているか、
曖昧な伝え方をしていないか、

を意識するようにしています。

すぐに答えが出せないときも、
「今すぐに答えが出せないので、明日改めて説明させてください」
と自分の誤魔化す癖をなくすために、一度整理して文面に起こして確認してから伝えるようになりました。

上司や周りのメンバーに働き方や考え方を教えてもらい、自分のやるべきことをシンプルにできたこと。
上司と答え合わせをし続けたことで、自分の課題を常に明確にできたこと。
課題の改善のために、答えがわからなくてもとにかく行動をしてすぐにフィードバックをもらうこと。

この3つが“カッコつけている風”の役職者を脱却するためにやったことです。

本当に自分が情けなくなりましたが、それだけ今まで自分と向き合うことをサボっていたのだと痛感しました。
しかし、結果としてリーダーから主任へ昇格させていただくことにも繋がり、やっと本当の意味で役職者になれたのではないかと感じています。

自分のダメなところをすべて出し切って、向き合い続けることはとてもしんどいですが、いやなことを避け続けることは、その後の社会人生活を無駄にしてしまいます。

本当の「かっこいい」働き方とは?

泥臭くても、人が嫌がることでも、率先して特攻隊長になること。

「人を指導する」「引っ張る」ことだけがマネジメントではなく、「背中で見せる」「道を切り開いていく」という方法もあるんだと、気付けたことが私の財産です。

できないこと、やるべきことができていないことは、 嘘をつかずに周りや上司に相談をしてちゃんと向き合う。

失敗することはダサくない。
できないことはダサくない。

役職者かどうかは関係なく、とにかく目の前のことに全力で取り組み、結果的に周りがその影響を受けて、前向きなエネルギーにできればそれが一番かっこいいんだと知りました。

誇れることがないのなら、
当たり前を誰よりも当たり前に行動する。
一度決めたことを貫き通す。

それが自分なりの本当にかっこいい働き方です。

成長のためには、とにかく行動するべし

何かの壁にぶつかったときに、理想の自分と今の自分のギャップを把握すること。
改善のための具体的な行動をすること。
嘘をつかないこと。
必ず上司と答え合わせをすること。

これが成長するための行動だと思います。

私がアルバイトからダメな役職者を経て、主任という役職をいただけるようになったのは、何度も向き合ってくださる上司といつも助けてくれるメンバーのおかげです。

【追加】北川主任02

カッコつけているだけで実は何もできていない人より、課題と向き合って行動できる人の方が何倍もかっこいいと思います。

まだまだ至らないところだらけですが、日々支えてくれるメンバーや上司に恵まれていることへの感謝を忘れずに、「とにかく行動する」ということをぶらさずに続けます。

自分の棚卸のような内容になってしまいましたが、これだけ偉そうなことを書いておいて、まだまだできていないことが多いな、と今反省をしています。

読んでくださった方が改めて周りのメンバーや上司に感謝をして、自分の行動を見つめなおす機会になったらうれしいです。

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